れんたる彼女 ユイ編

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お手軽な恋人、第二弾!　今回は友達タイプのユイを彼女に!

リアルタイム3Dによって描かれる3人の女の子に、期間限定で恋人になってもらうというパッケージ作品『れんたる彼女』。ダウンロード販売ではそれを、ヒロインそれぞれをばら売りのようにして『ライカ編』『ユイ編』『ミナ編』という3つのタイトルにし、順番にリリースしている。本作『ユイ編』は第二弾。第一弾のヒロインであるライカが妹的なヒロインと位置づけると、ユイは近い年代の友達的なヒロイン。明るくてスポーツが得意でポニーテール、そして美乳。昔から美少女ゲームの王道ヒロインとしてド真ん中なキャラだ!!

© DISTORTION INTERACTIVE

さて、そんな彼女をレンタルし、髪の色や服装、胸の大きさをエディット・決定すると、その返却までの期間は恋人として愛してくれる。……というのが本作の内容なのだが、残念なことにそれを実感できるようなイベントも尺もない。家で簡単な会話と、3Dで描かれた部屋を移動できるわりにクリックできる箇所は1つか2つしかないイタズライベント。Ｈシーンもわびさびすっ飛ばして挿入状態からスタートし、できることはカメラアングルの移動と体位の変更、腰を動かす早さ調節と射精くらい。『れんたる彼女』というだけあって非常にあっさりしたものだ。これじゃ風俗と一緒じゃないの?　という主人公のもっともな疑問にヒロインのユイは「相手を心から愛することができるのがレンタル彼女なの」と応えるが、前述のようにその違いを立証できるほどのイベントはなく、言葉だけだ。

またレンタル時には服装や胸の大きさがエディットできるが、服はＨシーンになったら全部脱いじゃうし、胸を大きくしてもＨシーンでの揺れ方が大きく変化するわけでもないし、そもそもＨの時に胸を揉むような体位が無い!!　これじゃあんまりエディットの意味ないなぁ。それでもシリーズ第一弾の『ライカ編』はライカの子供っぽい仕草やしゃべり方が可愛いくて、それだけで幼女スキーのツボを突ける威力があった。それに対し本作のヒロインであるユイはずいぶん常識人っぽく、会話やイタズラモードでのリアクションも、まぁ普通だ。少なくともボリュームが少なく尺の短い本作で惚れ込むにはインパクトが足りない。女の子に惚れ込めないと、Ｈシーンもそそらないわけで……。

© DISTORTION INTERACTIVE

システムに思うことは、前作『ライカ編』と同じことだが、マウスによるカメラアングル操作がとにかく戸惑う。右クリックで角度調節する時はカメラがマウスにあわせて動くのに、左クリックで位置調整する時はカメラがマウスと逆方向に動くのだ。とてもじゃないが、直感的な操作なんてできない。ほとんど使わない移動のためだけにキーボードを使用させるのも面倒で、操作が洗練されてないと感じる。また、私のPC環境（グラフィックチップはRadeon9600）だとウィンドウモードでプレイしているとだんだん画面がぶれて乱れてきた。フルスクリーンにするとおさまるが、どうにも不安な動作を見せる。

© DISTORTION INTERACTIVE

さて、総論……というより個人的な好みで恐縮だが、女の子の外観的には今回のユイは結構ツボだった。田中美沙（同級生）とか武内優香（V.G.）みたいなポニーテールの運動少女、好きなんだよね。だからちょっと期待していたのだけど、……がっかりだ。キャラの魅力、楽しさがまるで伝わってこない。それでもってＨが淡泊でボリュームもないのだからオカズウェアにもならない。そんな個人的な裏切られた感で文章がキツくなってしまっているかもしれないが、正直、良い部分が見つからない作品だったよ。

   使い方

攻略

ゲーム期間は3日間。展開に影響を及ぼす箇所は、2回ある選択肢と、2日目の「スプーン」「コップ」によるイタズラモードのみ。

（by 葉柳）