オレの姉ちゃん。〜オレは姉ちゃんのオモチャじゃないっ！〜

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ラブレターをきっかけに3人の姉に迫られるようになり!?

3人の姉を持つ主人公は、幼なじみである皆本優衣からラブレターをもらった。ところが、そのラブレターを次女の成瀬楓に見つけられてしまい、騒動が発生。長女の成瀬あやめは主人公を取られてしまうのではないかと心配で堪らないし、三女の成瀬茉莉も口では主人公を奴隷扱いしながらもやっぱり不安な様子。やがて3人の姉たちは主人公を自分のものにするために、色仕掛けのイタズラを仕掛けてくるようになり!?

©Love Juice

弟が大好きな3人の姉たちが、あの手この手で主人公を押し倒してくるという、非常にシンプルなヌキゲー。一応、主人公は姉たちとの関係が両親や周囲にばれたらどうしようと心配はするんだけど、そんな心配は軽く流して物語はイチャイチャ、エロエロで進んでいく。ぶっちゃけてしまえば、ストーリーはあって無きがごとし。物語は起承転結が重要なわけだけど、「転」にあたる特別な事件が起こるわけでもなく、最後までエロエロ路線のまま突き進んでいくわけだ。ストーリー的な面白味はないといえるけど、本作はヌキゲーであるということを考えれば、これはこれでアリかな。ゲーム序盤からエンディングまでＨシーンの連続なので、その点で期待を裏切られることはないだろうね。

そしてそのＨシーンは、CG枚数は差分抜きで80枚、イベント数は61となっていて、フルプライスのゲームとしては標準的。ただ、CG枚数に関しては、体感的にはもっと多く感じたかな。イベントCGの使い回しがないことに加えて、最初から最後まで途切れることなくＨイベントが発生するので、実際よりも多く感じてしまったのかもしれない。Ｈシーンの雰囲気はキャラによって結構違い、長女のあやめはひたすら主人公を甘やかすような感じ。次女の楓はクールに主人公を苛め、三女の茉莉は主人公を奴隷としてオモチャにしようとするという感じだ。同じＨシーンでもキャラによって雰囲気が全く違うので、プレイしていてダレることはないだろう。さらに複数のキャラが絡むハーレムイベントが多いのも嬉しいところ。イベントの尺も長いので、満足感は高いね。

©Love Juice

ゲーム終盤で下克上ルートと恋人ルートにシナリオが分岐するのも、この作品の特徴の1つだろう。それまで姉の尻に敷かれていた主人公が姉を奴隷にしてしまう下克上ルートは、それまでとのギャップがあって面白いし、ひたすらラブラブエロエロな恋人ルートも、純愛系抜きゲーとしてなかなか良い感じだと思う。ただ、できることならこの分岐をもう少し早い時点に持ってきて、2つのルートの違いをもっと見せて欲しかったな、と思ってしまった。どちらのルートもエロが良い感じなだけにそう思ってしまうんだよね。それから、ＨシーンではＨや射精をエンドレスで楽しむことのできる「Ｈシーン自動巻き戻しシステム」が採用されている。これはオンにするとＨシーンのテキストとCGが繰り返し表示されるというもので、繰り返すたびにヒロインの体に飛び散った精液の量が増えていくようになっている。飛び散る精液の量をプレイヤーが調節できるのは実用的だし、それ自体は悪くないシステムだろう。ただ、このシステムをオンにしてＨシーンを繰り返し見ないとCGモードが100％にならないというのはどうなんだろう？　人によって感じ方は違うだろうけど、個人的にはかなり面倒に感じてしまった。差分CGはゲーム中で見ていなくてもCGモードに登録されるようにしても良かったんじゃないだろうか。

最後に不満を書いてしまったけど、ライトなノリのヌキゲーとしては良作といって良い出来かと。特にお姉ちゃんの尻に敷かれたいという人なら、かなりツボにはまるんじゃないかと思う。ゲーム性もそれなりにあるし、どのルートに入ってもＨシーンが大量に出てくるので、ゲーム性とヌキゲーとしての実用性もきちんと両立している。姉好きで、実用性の高いゲームが好きならオススメできる1本だ。オススメ度は☆4つ。

   使い方

攻略

選択肢がかなり多いので、選択ミスには気をつけてもらいたい。そして、初回プレイ時には出てこない選択肢もあるため、1番最初にあやめをクリアするようにして欲しい。

「Ｈシーン自動巻き戻しシステム」についてはチャート中では触れていないけど、CG差分は回想モードで回収が可能。中出し外出し、精液量の組み合わせを総当たりで試して、差分CGを回収しよう。

（by Suno）