れんたる彼女 ライカ編

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3人の“レンタル彼女”から今回は1人だけ選んでレンタル!?

3D美少女を描いた“ムービー”を売りにするブランド、ディストーション。だがその別ブランドであるディストーションインタラクティブは、ユーザーのPCで実際に3D描画を行う、本物の3D美少女ゲームブランドだ。

本作はそのディストーションインタラクティブがパッケージソフトとして発売した『れんたる彼女』から、3人のヒロインのシナリオを1人ずつに分けてダウンロード版としたものの第一弾。今後、2人目、3人目のシナリオが1カ月ごとに発売される。ただし3つすべてをダウンロードするとパッケージ版の価格を上回ってしまうので、3人のヒロインのうち2人以上が気になるならパッケージ版を安く購入、好みのヒロインが1人だけならダウンロード版、という風に買い方を選ぶと良いかもしれない。

※2008年4月30日までは本作がキャンペーン価格2000円（税込）で販売される。

© DISTORTION INTERACTIVE

3Dを実際に描画するということで古いPCでは動作がきつそうに思えるが、メーカーの推奨スペックがPentium4の2.5GHz、私の環境はAthlon64の1.8GHzだが充分に動いたところを見るとそれほど厳しくはないようだ。

ゲーム内容はとてもシンプル。好みによって体型すらも変わる謎の一日限定彼女、“レンタル彼女”の髪型や服装、アクセサリーなどを選んでお持ち帰り（選べる服装などのバリエーションはゲーム後半になるにつれて増える）。家で会話、イタズラによるリアクションを楽しみ、そのままＨシーン。会話では女のコが身振り手振りで様々なアクションを見せてくれる。イタズラパートでは移動したりしゃがんだりして女のコの身体や仕草を様々な角度から鑑賞、Ｈシーンでは体位を変化させたりしつつ様々な角度、距離でＨを鑑賞できる。Ｈシーンでやるべきことは腰を動かすスピードを調整するだけで、あとは自由に鑑賞。何度フィニッシュしてもいいし、満足したならば終了させれば良いという極めてお手軽なものだ。

© DISTORTION INTERACTIVE

ここまでシンプルでストーリー性もあまりないのだから、Ｈシーンはエロいのか!?　というと……正直、あっさりしすぎ。Ｈシーンは寝室で行うもの（体位は3種類）とリビングで行うもの（体位は1種類）の大きく分けて2種類だけで、キスとか胸を触るとかいった愛撫はまったくなく、Ｈシーンが始まったら挿入状態であとはピストンだけ。そもそも最初に制服や体操服、ナース服などを選ぶのにＨシーンになったら全裸って、それじゃ意味ないよっ!!

では良いところが皆無かというと……ヒロインであるライカの子供っぽい仕草や言動に萌えられる人にはいいかもしれない。イスに座って足をぶらぶらさせたり、牛乳をごくごくと飲んで「おいちぃー!!」と嬉しそうに言ったりする可愛さは、幼女スキーの琴線に触れるものがあるだろう。

© DISTORTION INTERACTIVE

他に気になったのは操作性だ。イタズラパートでは右クリック＋マウス上方向で上を向くのに、Ｈシーンでは同じ操作でカメラが下を向く。これが非常にややこしく、ストレスが溜まる。統一するか、コンフィグで設定できれば良かったのだが。また、イタズラモードにて女のコの場所まで移動する場面が2回あり、その時だけはキーボードを使わなければならないのだが、実は使うのは前進（Ｗキー）だけで問題ない。これなら左クリックで前進させるなど、マウスだけで完結できる操作にして欲しかった。……あと、これは私の環境だけかもしれないが、ウインドウモードで放置しているとやがて画面がデスクトップごとガクガクとぶれ始めて表示がおかしくなる。フルスクリーンモードなら問題ないが。

総論としては、絵や動きのレベルは割と高いけど、約2500円でこれはボリュームなさ過ぎ＆Ｈシーンに力が入ってなさ過ぎだろう。手軽なＨと淡泊なＨは違う。3Dで可愛い女のコを描くという土台部分は悪くないので、もっともっとＨシーンを作り込んで（あと操作性を改善して）くれればもう1ランク上の作品になったかもしれない。勿体ないなぁ。

   使い方

攻略

ゲーム期間は3日間。3日目のイタズラモードでも「ノートを覗く」「ミルクを勧める」の回数によってその後の展開とENDが分岐する。

（by 葉柳）