キラリ南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ！〜

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南国の島の不思議な水で潮吹き

卒論のフィールドワークのために、南の島にやってきた主人公と榊真奈。ところが、2人が島にやってきたその日に火山が噴火、2人は避難船に乗り遅れ島に取り残されてしまう。同じく取り残された島の女のコ・朝比奈小麦と合流したものの、問題は飲料水の確保。やっと見つけた湧き水は強力な媚薬効果があるものだった。とはいえ、水を飲まないわけにもいかないわけで……。Ｈなサバイバル生活の行方は!?

©アトリエかぐや Honky-Tonk Pumpkin

ゲームを起動してまず目に付くのは、ゲームのウインドウが高解像度になっていること。他のブランドでは1024×600の解像度を採用したものもあったけど、Honky-Tonk Pumpkinブランドでは本作が初の高解像度対応作品のハズ。今の時代、最高解像度が800×600のモニターを使っている人は少数派だろうし、できれば今後は全ての作品をこの解像度にして欲しいね。

さて、ゲームの内容なんだけど、はっきりいってストーリーは穴が多い。物語冒頭で島では携帯電話が使えないといっているくせに、後半ではちゃっかり携帯を使っていたり、水や食料なんて島民である小麦に頼れば良いんじゃないの？　とかね。また、本作では飲むと興奮状態になって潮を吹いてしまうという、伝説の潮吹き水が物語の中核になっているし、ルートによっては神様が登場したりもする。こうした設定だけを見れば伝奇モノといえなくもないんだけど、「伝奇モノ」という言葉から連想するような重厚さは全くナシ。無人となった島に取り残された悲壮感なんて皆無だし、登場する神様もやたらとノリが軽いんだよね。普通ならそういう点というのはマイナスポイントになるんだろうけど、本作に関してはマイナスにはならないんじゃないかと思う。本作で注目すべき点はただ1つ、明るくエロいＨだけだと思うからだ。

©アトリエかぐや Honky-Tonk Pumpkin

では、肝心のＨシーンはといえば、これはなかなかの出来。まず、CGは差分抜きで80枚と普通だけど、イベント数は56と、かなり多め。イベントの内訳はメインヒロインの榊真奈が17、朝比奈小麦が18。サブヒロインである襟裳崎ジュン子が8、海月ソルトが7、ハーレム系が6となっている。メインヒロインの2人が多いのは当然として、サブヒロインの2人も、並のゲームのメインヒロインに匹敵するくらいのイベントが用意されているのが嬉しい。これなら、サブヒロイン目当てでゲームを購入した人もがっかりすることはないんじゃないかな。もちろん、イベントの尺は長めになっているので、物足りなさを感じることは全く無かった。

そして、このゲームのＨシーンで良かったのが、お互いに冗談をいい合いながら、イチャイチャとＨをするところ。これは特にメインヒロイン2人に顕著なんだけど、潮吹き水の影響で発情してはいるんだけど、主人公が好きだから主人公とＨをしたい、というのがよく出ていて良い感じなんだよね。ただ、真奈ルートはエロいことはエロいんだけど、ややＨのパターンが単調かなという気も。真奈は潮吹き水の影響でムラムラして、主人公に助けを求めて来るというパターンが多いのでそう感じてしまったんだけど、その点では小麦の方がＨのバリエーションが豊富で面白かったかもしれない。

トータルとしては、良い意味で変わらないアトリエかぐやらしいゲームだったかな、と。CGのクオリティも高いし、ヌキゲーとしては十分に楽しめる良作だと思う。陵辱系ではない、明るく楽しいＨが好きならオススメしたい1本。

   使い方

攻略

最初の選択肢で真奈ルートと小麦ルートに分岐し、浮気をするかしないかで後半のシナリオが分岐するシステム。やや分かりにくいのがハーレムルートで、全キャラとＨをしておくのは当然として、天牙に風呂が使えないことを内緒にしておく必要がある。また、ハーレムルートは真奈ルートからでも小麦ルートからでも入ることが可能だけど、どちらのルートから入るかで最初のイベント内容が変化してしまう。必ず両方のルートでハーレムルートを見ておく必要があるぞ。

（by Suno）