操淫人形〜女学生を操る男〜

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義理の娘を凌辱する詐欺師

詐欺師である主人公の夏雲一茶は、子持ちの女性美恵と婚約する。その目的は保険金詐欺。結婚後、美恵を殺して保険金をだまし取ろうと考えていたのだ。ところが、結婚直前になって美恵は娘がいると告白してきた。計画通りに行かなくなるのは困るが、今さら結婚を取りやめることはできない。結婚してしばらく経ち、先に娘の若菜を殺してしまおうかと思った主人公だが、すぐに殺してしまってはせっかくの若い身体がもったいないと思い直し、性処理の相手に使うことにした。眠っている若菜に悪戯を繰り返すうちに、若菜は養父に悪戯をされているのではないかと疑問を持つようになる。母に相談をするも、あの人がそんなことをするはずがないと一笑に付され、若菜は母から自己啓発のセミナーへ行ってみたらどうかといわれる。だが、そのセミナーには裏の顔があった。それを知る主人公はセミナーをも利用して若菜を堕とそうと考える……。

低価格帯で発売される『操淫人形』シリーズの最初の作品だ。このシリーズは4作品がリリースされる。前作『堕淫フォーカス』シリーズと同様で、パッケージ版とダウンロード版が同じ値段で同時発売となる。好みのキャラのシナリオだけ購入できるバラ売りの単品プレイが可能なのは嬉しいところだ。しかし4作品を全部購入した場合には、フルプライスの作品よりは若干安いとはいえフルプライスに近い値段になるということは気に留めておいたほうがよいかもしれない。

若菜が通うことになるセミナーは、洗脳して女性を人形のように操っている組織。それを知らない若菜は鴨葱的な相談をしてしまう。シナリオ的におかしいのは、養父にイタズラされているかもしれないと思っているだけで確信しているわけではない若菜が、セミナーに相談するときには養父にイタズラされているなどと明言していること。シナリオ導入部でいきなりこういうズレを見せられるとしらけてしまう人もいると思う。簡単に講師に騙されて人前でオナニーしてイッてしまう若菜もどうかと思わされるが、この作品はおかずゲーだから深く考えないほうがよいのだろう。とりあえず、おかずゲーでもストーリーを味わいたいという人には向かないかな。

物語のほうは、セミナーに向かって講師のいうままに若菜がオナニーに耽っているのを見届け、彼女をセミナーから遠ざける算段を考えていた主人公の前に昔の知り合い由南が現れるところから本編が始まる。なぜか主人公の目的にすら感付いている彼女は、若菜を堕とす手伝いと美恵の処理を手助けしようという提案をしてくる。由南にメリットがないような提案に疑問を感じる主人公。そんな彼に、彼女はセミナーの講師になってくれればお互いのメリットになると口にする。それを受け入れて、セミナーの講師となる展開だ。 若菜の調教の前に、セミナー来ているあずさに講義して経験を積むことになる。

あっさりすぎるイベントで修行期間が終わり、目隠しされた若菜をローターで責め立ててイカせる講義を行なう展開に。主人公は若菜をイカせたその日のうちに覆面をして若菜に襲いかかり、処女を奪って中出しを決めてくれる。その数日後、あずさを見かけて話しかけた主人公は彼女が若菜の友人であることを知る。若菜の優しい養父という立場で騙した彼は、なついてきたあずさに処女を捧げられる。これ幸いとあずさを洗脳して若菜を調教する手駒にしていく。そうしておいて、セミナーを受講している若菜を覆面姿で襲って追い込み、あずさを利用して自分の手の内に転がり込んでくるように仕向けるわけだね。その後は好き勝手に犯していく展開が待っている。ヒロインたちがあっさり騙されたり堕ちるのは低価格ソフトだからある意味仕方がないといえそうだが、それを理解した上でも「う〜む……」と思ってしまった。今回の『操淫人形』シリーズ1作目をプレイした感じでは、『堕淫フォーカス』シリーズが好きだった人ならば安心してプレイできるんじゃないかなという印象だ。

ゲームシステムは一通りの機能はあるのでプレイする上で困るようなことはない。設定では女性キャラのセリフの色を自由にプレイヤーが変更することが可能だ。おまけのほうをチェックしてみると、CGモード枠は22で回想は18種類となっていた。目安となるCG1枚あたりの価格が100円以下なのでコストパフォーマンスは高いといえるだろう。どのエンディングに到達しても死んでしまうという点で好みに合わない人がいると思うが、おかずゲーとしてはそこそこ使えるのではないかと。安価なので試しに本作をプレイしてシリーズのイメージをつかんで見るのもよいと思うが、迷ったならば2作目が出るまで様子見というのもありでしょう。

   使い方

攻略

選択肢が出現するのは最大2回。そのためコンプリートするのは簡単だ。

（by 天城螢）