十二人の女教師RE-INNOVATION 「散」

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「陰」とは異なる主人公が女教師6人を毒牙にかける！

このゲームは、2007/4/13に発売された『十二人の女教師RE-INNOVATION 「陰」』と対をなしてるソフト。前作のヒロインとは違う、6人の女教師を調教することになる。前作の主人公・御堂真は策士タイプのクールな性格だったが、本作の主人公は明るい好男子タイプの御堂圭。性格の違いを反映し、凌辱のアプローチが両者対照的に描かれてるのが「陰」と「散」の違いだ。バックストーリーやゲームシステムは両作品とも同じなので、前作が気に入った人ならば「散」も十分楽しめるハズ。

©CARMINE

女教師たちは魅力たっぷりのキャラをそろえ、「陰」にも勝るとも劣らぬレベルを維持。マジメな堅物先生から天然系キャラ、お色気ムンムンの保健医にロリロリ先生と多彩なラインナップになっちょりやす。「陰」と比べ甲乙付けがたい布陣で、どちらにもイイ具合に個性派キャラが分配されている感じだね。Ｈの過激度も両作品同じレベルかな？　どぎついエロは控えめで、鬼畜ゲー初心者向けという感じ。個人的にはヒロインの人格を崩壊寸前まで追い込むダークな味付けが好きだが、純愛テイストが混ざった調教も悪くないね。絵柄にマッチした作風だと思う。他の男に女教師たちを抱かせる調教は2シーンぐらいしかないので、寝取られ要素が苦手なプレイヤーも大丈夫だと思う。全体的に両作品とも同等のクオリティに仕上がっているので、「陰」を気に入ったユーザーには何の問題もなくオススメできるね。ただ、ちょっと微妙なのは、「陰」をプレイしたとき「まぁまぁだったな」という感想を抱いた人に対するオススメ度だ。

「陰」と「散」はそれぞれ単体作品として無難にまとまってるが、両作品をそろえたときの破壊力はイマイチなのだ。例えば、両作品をそれぞれ単体で遊んだときのハーレムエンドは、当然ながら6人の女教師に囲まれたもの。しかし、両方をそろえたからといって、12人が勢揃いするスペシャルハーレムイベントが発生するワケではない。これはちょっと味気ない気がする。1個100円のコロッケを、5入りセット500円で買った心境だ。せめて480円に値引くとか、1個多く入れるなどのサービスをしてほしいよね。「陰」と「散」を両方そろえたら、1万5600円とかなりの高額商品だ。7800円のゲームとしてなら過不足ない出来栄えだと思うが、1万5600円のゲームとして評価するともう少し工夫を施してほしかったなぁ。両作品をそろえて応募券を送るとオマケディスクを貰えるサービスはあるが、個人的にはゲーム本体の工夫で勝負してほしかった。

例えば、さきほど指摘した12人ハーレムエンドを追加するとか、定番だけど隠しキャラを出現させるといった工夫でもいい。両作品をそろえたときのお買い得感を演出してくれれば、「陰」を買った人は「散」もどうぞ！ってオススメしやすくなるからね。総論としては、両作品ともCGの質・量ともに満足できるレベルなので、7800円のゲームとしては十分楽しめる。が、2つそろえたからといって相乗効果がえらく高まるワケでもない、といった感じかな。もうちょっと、「陰」と「散」をそろえたときの完成度を意識してくれれば、満足度は飛躍的に向上したと思う。まぁ、6＋6＝12でも十分なエロを楽しめるので、＋αまで求めるのは贅沢かもしれないけどね。

   使い方

攻略

基本的には各キャラ個別エンドを見るために、お目当てのキャラと二択会話を続けていればOK。「陰」と同じく、レズエンドとハーレムエンドの存在に気付けばクリアは容易だろう。

（by イ・ヤン提督）