リゾートBOIN

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南国のリゾートでアルバイトとエロの日々

祖母から南国のリゾート地へのチケットをもらった主人公は、バカンスへと出発。そのリゾート地で出会う6人の女のコたち。ところが、主人公は全財産の入ったバッグを無くしてしまい無一文に。祖母に泣きついたところ、祖母が経営するカフェでアルバイトをすることになってしまう……。

物語は同メーカーの『boin』の続編。『boin』の数年後という設定で、飯井原なおと筑紫野みつぐは引き続き登場。ただし、なおとみつぐの性格は別人かと思うくらいに変わっているし、複雑なストーリーのあるゲームでもないので、前作をプレイしていなくても特に問題なし。とりあえず、なおとみつぐは前作で主人公と関係があったと言うことだけ知っていればOKかな。ゲーム期間は約1カ月で、全財産を無くすまでが約10日。ここまでがプロローグということになるので、実質的にはゲーム期間は約20日間ということになる。プロローグ部分がちょっと長めで、この部分はもうちょっと短くしてもよかったかも。

©Crossnet-Pie

ゲームを始めて、まず目に付くのがCG。八宝備仁氏原画のCGは非常に素晴らしいの一言。胸を鷲掴みにしたときの変形具合なんかは本当に柔らかそうで凄くエロいし、アングルなども工夫されていて、満足度は高いね。さらに胸の形もキャラによってしっかりと描き分けられていて、芸の細かさを感じさせる。枚数的にも差分抜きで187枚となっているので、充分以上のボリュームだ。八宝備仁氏は昔から活躍している原画家だけど、昔よりもキャラの表情がエロくなっているような……。気のせいかな？　ともあれ、このCGだけでオススメ度☆1つプラス。八宝備仁氏のファンなら必ずプレイしておくべきゲームの1つと言えるんじゃないだろうか。

だけど残念なことに、作品全体としてはシナリオが足を引っ張っているという印象。このゲームに興味を持つ人の多くは胸をメインとしたエロに期待しているんじゃないかと思う。ところが、実際のゲームはゲーム終盤に重い展開になってしまうストーリー重視型ゲームの作りになっている。特に衣更麻耶と天宮桃菜の2人は恋人になるプロセスがメインになるので、Ｈシーンが出てくるのが遅く、数も少ない。もちろん、エロメインのヌキゲーと思っていたらストーリーがとても良かったというのなら嬉しい誤算ということになるわけだけど、このゲームのストーリーはハッキリ言って微妙。重大な悩みをあっさりと流しているし、なによりもヒロインの性格に問題アリ。可愛がっていた犬がいなくなって落ち込んでいる相手に平然と犬鍋の話をしたり、自分の誕生日を祝ってみんなが用意してくれたケーキをひっくり返したりと、DQN的行動が目立つんだよね。これではヒロインに萌えるのは難しい。舞台となる島も人語を解する動物はいるし、人間を襲う巨大食虫植物、UFO、幽霊まで登場して、ほとんどＢ級パニックムービーのノリ。シリアスなラブストーリーをやるのなら、それにふさわしい舞台を用意すべきでしょう。

Ｈシーンに関しても正直に言って微妙と言わざるを得ない内容だった。数こそ49個と充分な数だけど、フェラorパイズリ→挿入→フィニッシュという流れのものが中心で、イマイチ濃厚という感じではない。ここはやっぱり、フェラ→フィニッシュ→パイズリ→フィニッシュ→挿入→フィニッシュというくらいの勢いでやって欲しかった。また、メーカーHPではジャンルが「新・美乳派宣言！リゾートADV」となっているし、キャラも巨乳揃い（1人だけ貧乳キャラがいるけど）なわけだから、プレイヤーは胸に拘ったＨシーンを期待するはず。実際に通常シーンでは主人公が胸に注目するシーンが頻繁に出てくる。にもかかわらずＨシーンは極めてノーマル。パイズリですら数が多いとは言えない状態。思わず「その乳は飾りか!?」と突っ込みたくなってしまいましたよ。なんというか、看板に偽りありという感じなんだよねぇ……。

個人的に八宝備仁氏の絵が好きということもあって、トータルではオススメ度☆3つ。絵が好みじゃないという人は☆1つマイナスして考えて欲しい。原画の魅力をシナリオが活かしきれなかったのがもったいなかった。このCGでエロエロなヌキゲーになっていたらオススメ度☆4つは堅いところだったんだけどなぁ……。とりあえず、八宝備仁氏のファン、絵が好みという人はプレイすべし。そうじゃない人は様子見というところかと。

   使い方

攻略

ゲームはマップ移動画面で目的のキャラを選ぶだけなので、特に難しいところはない。問題は釣りの場面。ここで特定のアイテムを手に入れておかないと、イベントが発生しなくなってしまう。手に入るアイテムはランダムなので、必要なアイテムが手に入るまで釣りを続けること。

（by Suno）