恋妻びより〜由希乃さんは人妻管理人〜

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引っ越したアパートは人妻ばかり

©TinkerBell

大学生の主人公は、父親の経営していた工場が倒産したことで、仕送りを打ち切られてしまう。アルバイトで食いつないできたものの、それも限界。とうとう住んでいたマンションを追い出されてしまう……。ホームレス生活決定かと落ち込む主人公に声をかけてきたのが、古びたアパートの管理人、深山由希乃だった。彼女の好意でそのアパートに引っ越すことになった主人公だったが!?

アパートに引っ越してきた主人公が、住人である3人の人妻（1人はバツイチだけど）と親しくなり……と言うのがゲームの大まかな流れ。3人のヒロインはいずれも夫との間に問題を抱えているので、それがストーリー的なポイントになるかな。ルート的には全キャラに純愛ルートとエッチルートがあるんだけど、どちらのルートに入ってもやることはやっているわけで、ルートごとの変化がちょっと少なかった気がする。純愛ルートではＨシーンをちょっと減らしてもいいからヒロインとのイチャラブを見せて欲しかったし、エッチルートではその分ドロドロのエロを見せて欲しかった。

良かった点としては、夫の存在がしっかりと描かれていたこと。やっぱり人妻モノの魅力って言うのは夫から妻を寝取るところにあるわけで、その夫がしっかり描かれているのは大きい。ただし、深山由希乃や藍原瑠璃の場合は、夫が凄く「いい人」に描かれているので、妻を寝取る爽快感は感じにくいかも。エンディングも客観的に見ればハッピーエンドではあるんだけど、主人公視点で見れば必ずしもハッピーとは言えないものになっているしね。この部分はプレイヤーによって評価が分れるところかもしれない。その点、櫻井忍は既に離婚済み、しかも元夫が見事なまでにロクデナシに描かれているので、そうしたモヤモヤは一切ナシ。すべてのキャラがハッピーになれるエンディングと言うことで、一番スッキリしたストーリーになっているかな。

©TinkerBell

Ｈシーンに関しては、ゲーム前半はイベント自体が少なく、やや淡々とした印象。ここはヒロインと仲良くなるための準備期間と言うことなんだろうけど、エロ目当てでプレイする場合、ここで挫けてしまう人もいるかもしれない。その分、ゲーム後半はＨシーンの連続で、満足度は高い。シチュエーション的には由希乃ルートでいくつか縛りがあるくらいで、ノーマルなものが中心だ。ノーマルと言っても、純真な由希乃、エロい忍、ツンデレな瑠璃と、キャラクターごとの性格がＨシーンの中でしっかりと表現されているので、使えるＨシーンになっているね。もちろん、ハーレムルートも用意されているので、その点も抜かりなし。

全体としては人妻モノとして、押さえるべきところはしっかりと押さえている作品という印象。優等生的な作品と言えるんだけど、その分突き抜けた部分が無く、インパクトに欠けてしまったかもしれない。とは言え、そつなくまとまった作品ではあるので、CGの絵柄さえ気に入ればプレイして損をすることはないだろう。ちなみにCG枚数は差分抜きで87枚と標準的、イベント数は79あり、こちらはかなり充実している。トータルでのオススメ度は☆3つ。人妻モノが好きならオススメできる。

   使い方

攻略

ゲーム中で確認できるマップを見れば、シナリオがどこで分岐したかをチェック可能。キャラ別ルートに分岐するまでは目的のキャラを優先、分岐後はＨを優先すればエッチルート、そうでなければ純愛ルートに分岐していくことになる。ハーレムルートは由希乃エッチルートからの派生になるので、憶えておこう。

（by Suno）