牝奴の館

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鬼畜な資産家が女ジャーナリストを調教

巨万の富を築き、世の中のすべてが思いのままになる主人公は、しだいにビジネスへの興味を失っていった。そんな主人公が唯一、情熱を燃やすことができることが牝奴隷の調教だった。苛烈な責めで何人もの女を廃人に追い込んできた主人公だったが、理想とする牝奴隷を作り上げることができたのは、メイドのパトリシアだけ。そんな時、屋敷に女ジャーナリスト・佐伯仁実がやってきた。主人公は仁実を牝奴隷にすべく、彼女を捕らえるが……。

©BLACK PACKAGE TRY

まず、ゲームシステムはルート分岐のフローチャート付きのいつものBLACK PACKAGE。フローチャートを見ても分岐条件が分かる訳じゃないけど、条件自体はそれほど複雑ではないので、クリアに苦労するということはないかな。サクサクとエロを見て楽しむというタイプのゲームだろうね。メッセージ既読スキップやセーブ機能も過不足ない感じで、快適にプレイできた。クイックセーブがないのが不満といえば不満だけど、セーブ自体はいつでも可能だし、セーブ可能個数も十分にあるので問題はないでしょう。

物語の方は至ってシンプルで、プロローグ部分で登場キャラクターの紹介があったあとは、ひたすらヒロインである佐伯仁実の調教をしていくのみ。ストーリー的などんでん返しがあるわけでもなく、物語的には淡々とした感じですな。淡々とした感じとはいっても、このゲームをプレイすることの目的はハードなエロを見ることにあるわけだから、ヘンにストーリーにこだわってエロが薄くなってしまうよりずっと良いけどね。ちょっと気をつけてほしいのが、公式サイトにあるキャラクター紹介。メインヒロインが佐伯仁実であるというのは良いとして、それ以外の2人は完全なサブキャラ。特にユーリアはＨシーンはあるものの、シナリオにはまったく絡んでこないので、巨乳眼鏡っ娘目当てにプレイするというのは危険だ。

©BLACK PACKAGE TRY

肝心のエロはどうかというと、これはなかなかの充実ぶり。イベントは34あり、それぞれの尺も長めなので、実用性は高いといえるんじゃないだろうか。CGも差分抜きで83枚あるので、フルプライスのゲームとしては標準的なところだしね。CGは83枚中82枚がＨシーンなので、エロという点で期待を裏切られることはないだろう。ただし、シチュエーション的にかなりプレイヤーを選ぶ作品であることも確か。エロのシチュエーションとして、プレイヤーを選ぶと思われるスカトロ、獣姦がかなり多めになっているんだよね。このゲームは中盤以降でルート分岐することになるわけだけど、どのルートでもスカトロはあるので、スカトロ嫌いは特に注意が必要だろう。モリモリ排泄するシーンがしっかり描かれているし、ブリブリという効果音もバッチリなので、そうしたイベントへの耐性がないと、かなりキツイと思われる。逆にいえば、スカトロや獣姦への耐性があれば、ご飯3杯はいけるのではないかと。

プレイヤーを選ぶ作品ではあるけど、スカトロはBLACK PACKAGE TRYのお家芸ともいえるもの。というわけで、これまでBLACK PACKAGE TRYの作品をプレイしてきた人なら問題なく楽しめるはず。安心してオススメできるクオリティになっている。BLACK PACKAGE TRY作品を初めてプレイするという人は、自分にスカトロ、獣姦の耐性があるかどうかをしっかり考えてからプレイした方が良いだろう。シチュエーションが好みに合えば、価格分しっかり楽しむことができるはずだ。というわけで、オススメ度は☆3つ。ストーリー的な意外性があれば☆1つプラスできたと思うので、その点だけは残念だったかな。

   使い方

攻略

最初の3つの選択肢と、最後の3つの選択肢の組み合わせでルートが分岐する。4つめの選択肢が出てきたところでセーブしておけば、効率よくエンディングを回収できる。基本的に難易度はあまり高くないので、それほど苦労せずにクリアできるだろう。

（by Suno）