美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態！　私のタイツになんてことを……！」

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高慢な学生会長を自分のものに！

新入生の主人公は美しい足を持つ学生会長・二之宮亜衣に惹かれて、学生会に入った。しかし、実際の亜衣は高慢で我が儘な女で、主人公は彼女に言いように使われる毎日だった。そんなある日、主人公は亜衣の弱みを握ることに成功する。亜衣を脅迫し、奴隷調教を始める主人公だったが……？

©オーバードーズ

プレイしていて思ったのが、ゲームのコンセプトがハッキリしていて、しかもそれがゲーム中でしっかりと形になっているなぁということ。まず、公式サイトを見るとジャンルが「黒タイツをあなたが独占！フェチズム満載ADV」となっている。「独占」という言葉の通り、ヒロインは全員処女で、寝取られはおろか他の男の影すらない。どんなプレイをしても、必ずヒロインを自分のものにできるようになっているので、寝取られは大嫌い、ヒロインは自分だけのものじゃなくちゃイヤだ、という人は気持ちよくプレイできるはずだ。プレイヤーがどういうシチュエーションを好むのか、よく考えているなぁという印象ですな。

次にゲーム中ではタイツと表記されているストッキングや足への拘り。エロゲーでストッキングというと、ガーターやニーソが多かったりするけど、このゲームに出てくるのはパンティストッキングだったりする。そのストッキングに擦りつけたり、挟んだり、あるいはビリビリに破いて挿入したりと、色々なパターンでストッキングや足を楽しめるようになっている。とにかく素足を見せるイベントがほとんどないのは素晴らしい。キャラクターデザインも、下半身がムッチリした感じで、エロくていい感じだしね。

ゲーム自体は育成シミュレーションとなっている。育成SLGといっても、それほど複雑なものではなく、パラメータの数も少ないので難易度はやや抑えめ。だけど、パラメータの多くが隠しパラメータになっているため、システムが理解できていないと、同じエンディングをなんども見ることになってしまうかもしれない。調教自体が同じコマンドをなんども選ばなければならず、やや作業的になってしまう部分があるので、同じエンディングを見てしまい、繰り返しプレイすることになるのはツライ。CGの使い回しが多いのも気になるところだ。より快適にプレイできるように、パラメータは画面上に表示した方が良かったんじゃないだろうか。

©オーバードーズ

また、ゲーム後半になると日常会話がほとんどなくなって、ヒロインとの会話は調教中のものだけになってしまうのも物足りない。高慢だったヒロインがしだいに従順になっていくところが調教SLGの楽しみの1つだと思っているので、この点はちょっと残念だったかな。もっとも、最初は反抗的だったヒロインが、徐々に快楽に溺れていくという部分は調教中のテキストでしっかりと表現されていたので、絶対的な不満というわけではないけどね。あと、このゲームの主人公は根はいい人なので、調教と言ってもそれほど酷いことはしない。どちらかというと、足フェチという自分のフェチズムを満足させるために行動しているという感じなので、ハードな調教を期待すると期待はずれになってしまう可能性も。あくまで、調教は美脚を堪能するための手段と考えるべきだろうね。

一体何を表現したかったのか分からない、というゲームも少なくない中で、コンセプトのぶれがまったくないという点は素晴らしい。その分、好みに合わないという人は徹底的に合わないだろうけど、足フェチ、パンストフェチならばかなり楽しめる作品だと思う。ヒロインは独占したい、他の男に触らせるなど言語道断と思っている人にもオススメ。と言うわけで、オススメ度は☆4つだ。

（by Suno）