お母さんは俺専用！〜あなたの初めてを…お母さんが貰ってア・ゲ・ル〜

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やってきた家庭教師は母と人妻

©ういろうそふと

大学受験に失敗して、浪人生となった主人公だったが、一人暮らしなのを良いことに予備校を辞め、僅かなアルバイト以外は引きこもりに近い生活をしていた。そんな主人公を心配した母の優衣子は、家庭教師を頼むことにした。ところが、家庭教師としてやってきたのは優衣子とその友人で人妻の弥生の2人だった。甘くて若々しい母と、厳しくて色っぽい人妻に囲まれた受験勉強の行方は？

物語は勉強をしたご褒美として、主人公がヒロインたちにＨをねだるという展開。ヒロインたちがあまりにあっさりとＨに応じてくれるのは拍子抜けだけど、まあ、エロゲーだしね。物語の展開が早くて良いと考えるべきだろうね。それよりも気になったのは、ゲーム中で勉強しているシーンがやたらと多いこと。しかも、勉強シーンはテキストが使い回しだったりするので、正直に言えばプレイしていてダレてしまう。テキストを使い廻すくらいだったら、その部分をバッサリとカットした方がテンポが良くなったんじゃないだろうか。ゲーム終盤にストーリー的な山場はあるものの、全体的に平坦な物語という印象を受けてしまった。もう少し起承転結のハッキリした展開にして欲しかったね。

Ｈシーンに関しては、なんといってもすべてのＨシーンがアニメーションになっているというのが、この作品のウリだろう。アニメーションを採用した低価格ソフトというのはこれまでなかったわけじゃないけど、そのほとんどは部分アニメだったり、特定のＨシーンのみがアニメーションするというものだった。それに対して、この作品はすべてのＨシーンが全画面アニメーションする。これはかなり頑張ったと言って良いと思う。ただ、これも手放しで喜べないというのが本音だったりする。

©ういろうそふと

と言うのも、このゲームはイベント数こそ多いものの、イベントの使い回しが非常に多いから。イベント数では1キャラにつき20、トータルで40のＨシーンが用意されているんだけど、使い回しのイベントを除くとイベント数は12になってしまう。エンディングまで使い回しで済ませているのはいただけないなぁ、と。また、すべてのＨシーンをアニメにした結果、普通ならここでイベントCGが入るだろうというところがテキストのみで流されているのも寂しい。例えば、主人公がヒロインに思いを告白し、ヒロインもそれを受け入れＨをする。普通ならそんなシーンにはイベントCGが入るのが当然だろう。ところがこのゲームではそんなシーンでさえテキストのみ。これだったら、アニメの数を少し減らしても良いから、イベントCGを入れてほしかった。

アニメのクオリティは、少し動きがカクカクしている気もするけど、まあ、許容範囲内だろう。でも、せっかくのアニメが、この使い回しのせいで印象が悪くなってしまったのは残念。アニメは1キャラ4つ、トータルで8に減らして、通常のイベントCGを各キャラに10枚、トータルで20枚追加くらいになっていれば、印象はかなり変わったと思うんだけどね。それでも、低価格ソフトでありながら、すべてのＨシーンをアニメにするという挑戦は評価して良いんじゃないかと思う。次回作への期待も込めて、オススメ度は☆3つ。とりあえず、熟女モノが好きなプレイヤーにオススメしたい。

   使い方

攻略

シナリオは誰に勉強を教わるかで分岐するシステム。テストの回答を間違えると、Ｈシーンが出なくなってしまうので気をつけよう。Ｈシーンではコスチュームごとに2パターンあるので、必ず両方を回収すること。そして、終盤の選択肢でエンディングが分岐することになるわけだけど、エンディングは回想モードに登録されないので、どちらか1つを見ればOK。ただし、選択によってテキストは変化するので、拘る人は両方見ておこう。

（by Suno）