家庭教師は魔女先生！〜個人授業はエッチ重視で〜

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Ｈな授業じゃないと勉強しないぜ！

財閥の末っ子の斑鳩寿はバカなことをしながら楽しく生きていた。ところが、突然なぜか後継者候補に挙げられてしまい、教育係として櫻井敦子が送られてくる。彼女の授業を受けない場合は、金をもらえず生活できなくなるといわれては選択の余地はない。だが、寿は素直にいうことを聞くような男ではなかった。やる気が出るような授業でないと嫌だといい、敦子に身体を使った授業を要求するのだった！

『今日のおかず』シリーズの中では高めの価格設定となる本作には2人のヒロインが登場する。生真面目で処女の敦子と、10年来教育係としてそばに仕えていたＪ子だ。Ｊ子は面白ければそれでよし的な性格で、真面目すぎる敦子とは好対照。敦子の授業――とは思えないＨの数々――を邪魔するかのように2人の間に入り込んできて3Pへともつれ込む展開が多い。主人公とＪ子が経験の浅い敦子を弄ぶという感じが大半だ。しかも、敦子とＪ子は魔女なのに、魔法的なものはまったく出てこない。単なるコスプレＨにしかなっていないのが残念だ。魔女という設定を活かされていないので、魔法を使ったＨを期待しているようならば本作は回避したほうがよいだろう。

©じぃすぽっと

ただ、この作品はかなりプレイヤーを選びそうだ。テキストのほうはギャグが滑っていて笑えないとか、Ｊ子のツッコミをうざく感じる人もいると思う。もったいぶっていた謎が2つあり、片方は敦子が魔女であり女王になること。もう1つは主人公が勉強をしない理由。このうち後者はエンディングまでに説明もなく謎のまま終わってしまう。「なにそれ？」と思う人がほとんどじゃなかろうか。それと、敦子が処女だったことに驚いてヘタレな主人公が錯乱的に好きとか可愛いとかいうわけだが、それを真に受けて唐突に好きとか言い出す敦子……。このような驚愕のストーリー展開には驚かされる。

ゲームのシステムまわりは2008年以降の『今日のおかず』シリーズの作品と共通で、画面右のほうへマウスカーソルを動かすとメニューが表示される作りだ。CGモードがなく回想モードだけが用意されている。ちなみに回想は12シーン。コストパフォーマンス的に可もなく不可もなしといったところなので、お得と感じるかどうかはキャラやシナリオが好みに合うかどうかだろう。個人的にはシナリオが遣っ付け仕事のように思えたので、今回はお薦めを☆☆にしてあるが☆☆-ぐらいだと思ってほしい。

   使い方

攻略

2択の選択肢が1度出現するだけなので誰でも攻略できる。体育の授業を選ぶと敦子寄りのＨ、語学の授業を選ぶとＪ子寄りのＨで進んでエンディングへと向かう。

（by 天城螢）