魔女道〜あの散り際の美しさ〜

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魔女たちの戦いに巻き込まれた主人公

ごく平凡な生活を送っていた主人公は、ある日、存在しないはずの喫茶店に迷い込んでしまう。その喫茶店は、魔女の世界への入り口だった。そして、魔女たちは、魔女の世界の頂点を決めるワールドカップの真っ最中。主人公は、その戦いに巻き込まれていくことになるのだった。

©G.J?

物語は主人公が4人の魔女の誰に肩入れするかということで進んでいく。とは言っても、魔女同士の戦いのシーンはあまり多くなく、日常描写の方が多めになっている。そのため、魔女同士の熱い戦いというのを想像していると期待はずれになってしまうかも。プレイしていて気になったのが、日常のシーンでギャグが多めになっているんだけど、それが滑りがちなこと。「えっと……今の、笑うところ？」という場面がかなりあった。無理に笑いを取ろうとしなくても、人間である主人公と、魔女たちのふれあいを描くという路線でよかったんじゃないかなぁ。また、公式HPを見ると、昼間、人間として暮らしているときと、夜の魔女となったときで、ヒロインの性格が変わるように見えるんだけど、プレイしていて性格の変化を感じられるシーンはなかったかな。

Ｈシーンではアニメが採用されていて、これはなかなかのクオリティ。特に胸の揺れ方がエロくて良かったかな。通常のCGとアニメの部分のクオリティの差もあまりないし、十分に実用的といっていいんじゃないかと思う。また、「もむメニ」というシステムも採用されている。これはＨシーンの最中に「胸を揉む」、「乳首をつまむ」などのコマンドが表示され、選んだコマンドによってアニメが変化するというもの。ただ、これは数も少ないし、Ｈシーンを盛り上げる効果としても今ひとつだったかも。もっとも、「もむメニ」は1クリックで抜けることができるので、プレイの負担にはならないけどね。

©G.J?

G.J?というと、音声付きCG集などと揶揄されることもあったブランドだけど、今回はシナリオにも力が入っているように感じられた。エンディングも単なるハッピーエンドだけでなく、少しもの悲しいものも用意されていたりするしね。だけど、最初に書いたようにギャグが滑っていたりして、正直に言えばシナリオでプレイヤーを引き付けるのは難しいと感じられた。もっとはっきり言えば、佐野俊英氏の原画の魅力を活かしたヌキゲーにするのか、それともシナリオでアピールしていくのか中途半端だったように思う。ヌキゲー路線で行くのならＨシーンが今の倍は欲しいし、シナリオ重視路線で行くのならヒロインの個別シナリオをもっと充実させる必要があっただろう。

とは言え、佐野氏原画のCGのクオリティそのものは健在。佐野氏のファンならば、プレイして期待はずれになることはないはず。G.J?や佐野氏のファンにならば、安心して勧めることができる。反対に濃いエロや感動的なストーリーを求める人は回避した方がいいかも。

   使い方

攻略

ゲーム本編に関しては、エンディングを見たいキャラクターを優先する選択肢を選んでいけばOK。それほど複雑な分岐があるわけではないので、問題なくCG、エンディング共に回収することができるはずだ。エンディングを見ると、タイトル画面からミニゲームを選択できるようになるが、CG、回想モードを100％にするためには、好ミニゲームをクリアする必要がある。ミニゲームはアイテムを使っていけば、クリアできるだろう。

（by Suno）