温泉女将よがり鳴き〜雪国の未亡人母娘

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女将を堕として旅館を奪え

堕とし屋として名を馳せる武蔵龍魔は、観光協会の会長から呼び出された。スキー場に近いというメリットを活かし、立派なホテルを建てて町の発展を狙っているのだが、好条件の土地には温泉宿「静」があり、そこの女将が土地を手放そうとしないのだという。立ち退かせるために未亡人で女将の白鳥千鶴と、その娘の美雪を堕として、土地を手放すことに同意させるのが依頼の内容だった。さっそく予約を入れ宿泊し、母娘を堕とすために活動を始める……。

さすがおかずゲーというべきか、旅館内の案内が終わった直後にいきなり女将に襲いかかる急な展開である。よほど欲求不満なのかさしたる抵抗もなくおいしく女将をいただくことができてしまい少々拍子抜け。その後は娘の美雪に襲いかかって処女をいただいてしまうのだが、そこまでは選択肢の出現もなくポンポンと進んでいってテンポのよさとエロさはおかずゲーとしてはまずまずといったところ。娘のほうもなんだかんだいいながらも受け入れているので、調教とか凌辱というイメージは弱い感じだ。後味悪いシーンにはならないという面もあるが、期待したのと方向性が感じる人も出てくるんじゃないかな。ひたすら犯るだけという作りのゲームに過度な期待をしていなければ十分アリなものではあるけどね。

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おかずゲーとしてのエロシーンには問題がないんだけど、シナリオのほうはちょっとおかしな感じ。主人公の仕組んだ売春疑惑で、観光協会が青年団を派遣してきて千鶴と美雪に反省を促す展開になるのだが、そいつらが女将たちをレイプしようとするから、「どう考えてもワナに嵌められてますぜ」みたいなのがあからさまにわかるであろう展開に……。しかも、主人公がそれを見て青年団を叩きのめして凄み、青年団を従わせたりするんで、どう見ても青年団（とゆ〜かどう見ても「ちんぴら」）は主人公の手下的にしか見えないんだよね。それなのに、千鶴も美雪も主人公を盲目的に信じてしまうだなんて、もう普通に考えてあり得ない。美雪のシナリオでは暴力を振るってまで首輪を付けさせたりするし、ほかの展開も主人公は母娘の敵っぽいんですけど……(苦笑)。そんなわけで、本作はご都合主義とかいうレベルではなくシナリオが破綻している感じかな。人がいい母娘というレベルじゃないと思うし。エロシーン以外にあまり期待をするのはやめておいたほうがよいかもしれない。

おかずゲーで重要なエロの部分はというと、結構そそられるシチュエーションがある。亡き亭主の墓参りへ行こうとする千鶴を引き止めて抱いたりするのなんかは燃えるシチュエーションだね。ただ、物語終盤では獲物の母娘を青年団のヤツらに凌辱されたりするから、「ヒロインは独占するものだ〜」という信念の人や、指示をにない行動で「俺の許可なしの勝手な凌辱は許さん！」って人には微妙かなという気はする。このあたりはプレイヤーの好み次第かな。

メッセージスキップも快適だし、ゲームのシステムはよくできている。CGモードの枠35個で回想は35種類だ。ボリューム的にはあるほうだと思う。おかずゲーとしては良質なほうかな。エンディングも5種類用意されていて、調教の進め方で異なる展開を楽しむことができる。

母娘を一緒に調教していくシーンが結構あるので母娘丼が好きな人にぜひお薦めしたい作品かな。お互いに目の前で犯されるという背徳的なシーンもあるしね。それにしても、堕とし屋なんか雇わずとも、この母娘なら青年団で凌辱するだけで堕ちたんじゃないかと思ってしまうのだが……、気のせいだろうか？

   使い方

攻略

母娘のどちらかを重点的に堕としていくと個別エンドとなる。二人同時という選択肢を選び続けることで母娘のエンディングとなり、選択肢を半々で選んでいくと母娘のエンディングがさらに2種類見ることができる作りだ。個別エンドのルートで最後の選択肢を選び続けてきた対象と逆のを選ぶとバッドエンドとなるが、それにもCGがあるので1度は見なければならない。チャート中で併記してある選択肢は、CGの差分回収のためにセーブ＆ロードで両方を回収して先に進むこと。

（by 天城螢）