誘ってオトして催淫術！

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催眠術でヒロインを思うがままに！

催眠療法医師を父に持つ主人公は、子供の頃から催眠術に興味を持っていた。催眠術を使って、他人を自由に操れたら……。そんな事を考えていたある日、主人公はひょんなことから自分が催眠術を使えることに気がつく。催眠術を使って幼なじみの木村優里とＨをした主人公は、欲望を加速させていく……。

催眠術を使ってヒロインたちを操り、Ｈを繰り返すというストーリーはゲームの世界では1つのジャンルになっている感もあるけど、このゲームもそんな作品の1つ。催眠術を使えばどんな非常識なプレイでも可能になるというのが催眠モノの魅力だと思うんだけど、このゲームの主人公は基本的なところで人がいいというか、良識的なところがあるのが物足りない。幼なじみの木村優里ルートでは露出プレイ的なものが多めになっているけど、やっていることは普通のＨ。せっかく催眠術というどんなことでもできる状況があるんだから、もっとはじけたものがほしかったね。

©スワンマニア

比較的平凡に終わってしまった優里ルートに対して、お堅い委員長の涼風千尋ルートは思った以上に楽しむことができた。というのも、千尋ルートでは千尋が理性を保ったまま、催眠術で命令に逆らうことができないというシチュエーションが良かったから。真面目でＨなことには拒絶反応を示す千尋の体の自由を奪って……というプレイは◎。これで優里ルートにあったような露出プレイで千尋を辱めるというようなものがあればベストだったんだけどなぁ。

3人目のヒロインであるナースの篠原碧は、単に数あわせのためのキャラという感じ。優里は主人公の幼なじみだし、千尋はなにかと主人公に文句を付けてくる委員長という関係があったわけだけど、碧は単に病院で出会っただけのナースという間柄。主人公としてもただ単に巨乳のお姉ちゃんとＨがしたいというだけで催眠術を掛けるから、ストーリー的に盛り上がりがイマイチ。お隣に住んでいるお姉さんとかでもいいから、主人公となにかしらの関係を持たせた方が良かった気がする。いずれのルートでも鬼畜な展開はほとんど無いので、催眠術を使って陵辱の限りを尽くすというのは期待しない方がいい。特に優里と千尋はゲームスタート時点から主人公が好きなので、最後はラブラブなエンディングのみとなっている。

このゲームの最大の問題点はシステム面だろう。足回りとしてのシステムは前作の『俺の手でイけ〜痴漢の日々〜』と共通。長所も短所も前作からまったく変わっていない。詳しくは『俺の手でイけ〜痴漢の日々〜』のレビューを見て欲しい。問題は『俺の手でイけ〜痴漢の日々〜』では単純ながらも1キャラに複数のエンディングがあったのに対して、今作では1番最初の選択肢でルート分岐して、それ以降は1本道という点。そのせいでプレイ時間などは前作とあまり変わっていないのに、体感的なボリュームはダウンしているように感じられるんだよね。さらに、CG枚数は35と前作と変わっていないけど、イベント数は前作16から今作10に減少しているのもマイナスポイント。1つ1つのイベントの尺は長くなっているようだけど、体感的にはボリュームが減っているように感じられた。

前作と比較してグレードダウンしてしまったという印象が強くて、誰にでもオススメというわけにはいかないというのが正直な感想。催眠モノが好きで、気に入ったキャラがいるならどうぞというところかな。

   使い方

攻略

レビューでも書いたとおり、1番最初の選択肢でルートが分岐し、それ以降は1本道。優里だけは途中の選択肢でイベントが分岐するので、必ず両方のイベントを見ておくこと。ただし、どちらのイベントを見てもエンディングは変化しない。

（by Suno）