マエバリ帝国の逆襲

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宇宙人の超科学でトンデモＨ！

200X年。地球は宇宙人によって占領されてしまった。とはいっても、地球の自治は失われず、宇宙人たちが強制してきたのはただ1つ、女性の下半身はマエバリのみということだった。そんなとんでもない状況の中、主人公の家がマエバリ星人の大使館として接収されてしまう。親善大使としてやって来たのは、とびきりの美少女、アリエルだった。

©Ark Shell

登場する女性キャラクターは全員マエバリ姿という設定からも分かるように、このゲームは完全なバカゲー。ストーリー的にはエンディング直前に一波乱あったりするけど、あっけなく問題が解決してしまうので印象は薄い。やっぱり、このゲームの見所はマエバリ星人の超科学によって引き起こされるトンデモＨの数々でしょう。マエバリ星人の科学力は人類を遙かに上回り、ほとんど魔法レベルという設定だけに、ほとんど何でもアリ。触手にロボット、巨大化、マイクロ化、巨乳化、貧乳化、分身、ネコミミ、フタナリ…と書いていて自分でも訳が分からなくなってしまうほどムチャクチャ。こうしたドタバタを引き起こすアリエルがおっとりぽややんの無自覚なトラブルメーカーなので、客観的に見ればかなりとんでもない事態であっても脳天気に楽しむことができて、ひたすら明るいバカゲーという感じだね。こういうおバカな設定が好きならなかなか楽しめるんじゃないかな。シナリオに関してはアリエル、芹沢みなみ、姫咲桜子のメインヒロイン3人組はもちろん、主人公の姉の組原胡桃やハーレムエンドも用意されている。

ただ、残念だった点が2つほど。1つ目は四肢切断のダルマ化みたいなやり過ぎとも思えるものがあったこと。四肢切断といっても本当に手足を切断してしまうのではなく、異次元に置いているという設定なので、Ｈが終われば元通りになるんだけど、ここまで行くとちょっとついていけなかった。まあ、このあたりは個人の嗜好に負う部分が大きいので、好きな人は好きなんだろうけどね。あくまでＳｕｎｏの好みには合わなかったということで。2つ目はこのゲームのウリはタイトルにもなっているマエバリだったはず。であるにも関わらず、マエバリを使ったＨシーンが少なかったこと。Ｈをするためにはマエバリを剥がさなくてはならないわけで、Ｈシーンに積極的にマエバリを取り込むのは難しかったのかもしれないけど、もうちょっとマエバリという特殊性を活かしたイベントを用意してほしかったね。

システムに関しては一般的なコマンド選択型AVGで、必要と思われるものは一通り搭載しているので、プレイしていて特別にストレスを感じることはなかった。ただ、音声の有無をキャラ別に設定できなかったり、画面エフェクトをカットできなかったりと、ややかゆいところに手が届かないという印象。画面エフェクトの設定などはiniファイルを直接書き換えれば設定できてしまうだけに、実装するのは難しくないはず。このあたりを改善してもらえれば、システム面はほぼ完璧といえるんだけどなぁ。ともあれ、全体的にはしっかりとまとまったゲームだ。明るいバカゲーが好きな人、特殊なシチュエーションのＨシーンが好きな人は是非。

   使い方

攻略

最初に攻略するのはアリエル、みなみ、桜子の3人。この3人をクリアしたら最初からプレイを始めて、胡桃、ハーレムエンドをプレイ。胡桃、ハーレムエンドはルート突入の条件が意外とシビアなので、選択肢を間違えないように。すべてのエンディングを見れば、CG、回想は100％になる。

（by Suno）