妊娠研究所〜副作用は淫乱化

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開発した薬の副作用で襲われちゃう!?

かろうじて製薬会社に就職した主人公は、徹夜で研究をして新薬の開発に成功した。報告書を提出して仮眠を取っていた主人公だったが、すごい形相で駆けつけてきた課長の山崎美和に叩き起こされる。そして、臨床実験がまだだというのに、自分へ投薬して臨床試験にしろと言い出した。実は9年間も課長は不妊で悩んでいて、妊娠促進剤に期待をしていたのだ。さっそく投薬してみたところ、強烈な副作用で課長は発情して淫乱化してしまう。オナニーでは身体の疼きが治まらず、課長に襲われてしまった主人公……。ところが翌日になっても課長の淫乱化の副作用は治まっていなかった。実験継続という名目でＨを続けることになったのだが、はたして副作用を解消することはできるのだろうか？

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不妊解消のための研究を行なう研究所を舞台とした孕ませがテーマのゲームだ。低価格のおかずゲームであるため、ストーリーはサクサクと進んで行く。多少のすっ飛ばし感があるから、細かい部分などは気にしたら負けだと思っておいてほしい。おかずとしてみた場合に気になるのがボリュームとヒロイン数。CGモードは36枠で回想シーンは32種類だった。まあ、ビジュアル的には価格なりのボリュームといったところだね。Ｈシーンは実験器具を使う少々毛色の変わったシーンも一部にあるとはいえ、基本的には淫乱化したヒロインたちに搾り取られる感じのものが多い。ただ、Ｈシーンのテキスト量には不足を感じてしまった。もうちょっとがんばってほしかったなぁ。

ヒロインのほうは、気の強い課長の美和、所長秘書の友美、優羽の3人が登場する。プロローグで美和課長を気絶させてしまったら秘書の友美が登場するわけだが、こちらは妊娠促進剤の副作用を知ると媚薬として販売できるかもしれないなどと言い出してくる。妊娠促進剤と媚薬の2つの方向で研究を継続するように指示されるわけだ。さらには、友美は旦那が種なしだから子供がほしいといって臨床試験へ参加してくる急展開が待ち受けている。当然ながら淫乱化し、理性が欲望に負けると主人公が押し倒されて襲われることに。性欲が治まらずに2人に搾り取られる状況で、社の秘蔵っ子である天才科学者の優羽が送り込まれてくる。優羽は両親から孫が見たいといわれて妊娠を望んでいるのじゃ。性格は控え目で、勝ち気で主人公を見下している美和＆友美とは異なるタイプになっているのがちょっとしたスパイスになっている感じだろうか。ヒロインそれぞれのエンディングだけでなく、一応ハーレムエンディングも用意されているからハーレム期待の人もたぶん大丈夫だと思いやす。

システムまわりはセーブ・ロードが使いにくいとかやや不満な面や細かい不具合もあったけれど、難易度控え目だから繰り返しプレイすることもないので、それほど気にならない人も多いんじゃないかな。クリアしたら回想シーンを使うだろうからね。

結局のところ、本作はタイトルに惹かれるかどうかがすべてだと思う。妊娠促進剤の副作用で淫乱化したヒロインたちにＨを求められるさまを楽しみたい人ならば悪くないかも。主人公を見下していた女たちを孕ませるというシチュエーションを味わえるもんね。テキストがやや物足りないのとシステムがイマイチなので、積極的にお薦めするには至らないけれど、属性があう人ならばアリなんじゃないかと思いますよん。

   使い方

攻略

用意されているエンディングはBADENDを含めると5種類。BADENDはテキストだけなので見なくてもCGと回想の回収には問題ない。選択肢は4回出現し、最初の選択肢が優羽、2番目のがBADEND、3番目のが美和、最後のが友美に影響している。

（by 伊織舞也）