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5人の幼なじみとともに夢を追いかけよう

オンボロ長屋に住む主人公・新田二見と遠藤沙弥、羽音々翼、新田いちか、藤丸命、流川瞳の6人は、物心ついたころからの幼なじみ。進学とともにいったんはバラバラになった6人だけど、歌やピアノ、スポーツなどで名門・更衣学院の特待生となり、再び同じ学園に通うになった。二見は取り立てて特技はないけれど、みんなの面倒を見るお母さん役。二見はそんな仲間たちと夢を追いかけていく！

©SAGAPLANETS

学園恋愛モノ、あるいはオンボロ長屋を舞台にした恋愛モノだと思ってプレイしたら、実はファンタジー作品でしたとさ。この作品のストーリーを簡単に言い表すなら、こんなところだろうね。ネタバレになってしまうので詳しくは書けないけど、シナリオのルートによっては、かなり奇想天外というか、現実離れした展開になってしまう。このファンタジー要素って、本当に必要だったんだろうか？　もちろん、ファンタジーが悪いと言うつもりはない。だけど、みんなが夢に向かって努力していく中で、唐突に人外の力によって全てを解決してしまうと言うのはどうなんだろう？　むしろ、ファンタジー要素は排除して、個性的な仲間たちとの楽しい学園生活、そして恋愛という形にした方が、すっきりと楽しめたんじゃないかという気もするね。

実際、キャラ萌えという観点から見れば、この作品はなかなかレベルが高いといえるんじゃないかと思う。「ぎゃおー」と奇声を発する沙弥、主人公が好きすぎてブラックになってしまっている翼、剣道をするときのかけ声がヘンないちか、クールに毒舌を吐く命と、どのキャラクターもしっかりとキャラが立っていて、可愛らしく描かれているしね。サブキャラである富良峰英子、蓬田奈々子、霧島冬理の3人にも短いながらもシナリオが用意されているのも良かった。プレイヤーによって好みはあるとしても、1人くらいは気に入ったキャラが見つかるんじゃないかと思う。キャラクターが良かっただけに、それをスポイルしているとしか思えないファンタジー要素が蛇足に思えてしまうのが惜しかった。

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Ｈシーンについては、イベント数がトータルで19あり、その内訳は沙弥、翼、いちかが4、命が3、英子、藤堂桂子、冬理、奈々子が1つずつとなっている。ただし、メインヒロインの4人は1回のプレイで全てのＨシーンを見ることはできず、繰り返しのプレイが必須。1回のプレイで見ることができるのは2〜3となるわけだけど、この作品が純愛系であることを考えれば、こんなものかなというところだろうね。ただ、全体的にＨシーンの尺が短く感じたので、その部分ではやや不満。もう少し尺をとって、じっくりとＨシーンを描いていれば、さらに評価は上がったんじゃないだろうか。CG枚数は差分抜きで100枚。こちらはフルプライスのソフトとして、十分合格点かと。

ストーリー面ではやや不満が残る出来だったものの、キャラは十分に可愛かったし、1280×720という高解像度のゲーム画面も良かったので、オススメ度は☆3つ。ストーリーにそれほど拘らず、キャラ萌え重視という人にオススメしたい1本。

   使い方

攻略

特定キャラを攻略するたびに新たな選択肢が表示されるようになり、シナリオ分岐が可能になるタイプのゲーム。なので、攻略は掲載した順番でプレイしていって欲しい。カッコ内の選択肢は2回目以降のプレイで出現するものなので、出てこなかった場合は無視して構わない。

（by Suno）