NACHTMUSIK ZERO 〜女衒に心身を捧ぐ二律背反のメイド〜

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調教師となるためにがんばる2人

王室に仕える調教師一族の後継者アレク。まだ未熟なアレクは4代目として就任する前に、幼い頃から一緒に育ち付き添っているミリィを調教することになった。調教の館に籠もりお互い修練を積む2人だが……。

『NACHTMUSIK 〜穢れし姫に淫獄の旋律を捧ぐ〜』の派生作品である本作は、アレクとミリィの修業を描いた低価格おかずソフトとなっている。本編よりも前が舞台であるため、本編未プレイでも問題なく楽しむことが可能だ。本作で興味を持ったら本編をプレイしてみるというのもありだろう。ちなみに、2009年内は期間限定で税込1500円で販売されるため、興味を持ったら早めに購入しないとお買い得期間が終わってしまうので注意してほしい。個人的には12月25日に発売して31日までという期間はちょっと短すぎる気もするかな。公式サイトでリリース初月のキャンペーン価格となっていたが、どうやら2010年1月31日までは特別価格で販売されるようだ。

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ヒロインとなるメイドのミリィは、家事全般だけでなく武術も叩き込まれた完璧な従者であることは本編をプレイした人ならばご存知の通り。本作で描かれるのは、先々代に性的奉仕を仕込まれたミリィが主人公を相手に実地で覚えていく過程だ。主人公を鍛える意図もあり、ミリィはこれまでの修練に本物を使ったこともないし、未だに処女のままという状態で物語が始まっている。本編でミリィを気に入った人にとっては、彼女が処女を捧げるシーンや、媚薬や道具を試されてけなげに主人公にその身を以て体験した感想を報告が見どころとなるかもしれない。

ゲームは1日1回の調教で1週間を過ごすことになる。選択肢はフィニッシュ選択とシーンの選択だけとなっていて、サクサクと進めることが可能だ。お手軽なおかず仕様といったところ。序盤は奉仕させて中盤から調教という構成になっている。気になるボリュームのほうだが、こちらは『NACHTMUSIK ANOTHER 〜女囚騎士セレスに淫らな烙印を刻む〜』と同様で基本CGが15枚で回想シーンが8種類だった。税込1500円の期間中に買うならば価格相応なんだろうけれど、通常価格で考えると若干割高感があるかもしれない。まあ、おかず目的で絵が好みに合うならば許容範囲内だと思うけどね。

本作は本編へと繋がるストーリー構成ゆえにエンディングはひとつだけ。ラストでシーンの分岐がある以外は一本道であるためにゲーム性を求める人には向いていない。ミリィを補完するシナリオだから、本編でミリィが好きだった人にプレイしてもらいたいかな。

   使い方

攻略

本作のエンディングはひとつで、最終日の選択肢はエンディング直前のＨシーンの分岐となっている。それ以外はCG差分の回収だ。選択肢が表示されたらセーブしておき、CGを回収しながらプレイを進めていこう。

（by 伊織舞也）