姉＠マス−THE ANE MASTER−

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最愛の姉との愛を貫けるか!?

©カウパー

主人公には自慢の姉・篠塚琴音がいた。成績優秀で美人で、なにより主人公を誰よりも愛してくれる姉に対して、主人公はしだいに姉弟を超えた愛情を抱くようになっていった。そんな時父が転勤になり、主人公と琴音、そして叔母である柏木綾香との3人での暮らしが始まったが……。

このゲーム、公式サイトを見ると「真琴を取り囲む女性達による“包囲網”ができあがってしまい」とあって、ハーレム系のコミカルなストーリーなのかなと思ったんだけど、実際のゲームは至ってシリアス。姉の琴音を中心として、近親相姦のタブーを正面から扱ったものとなっている。基本的にはストーリー性重視のゲームといって良いんじゃないかな。そういう視点で見た場合、タブーを犯してしまった葛藤とか、姉への愛情とかがしっかりと描かれていたのは良かったんじゃないかと思う。特に良かったのが主人公たちの子供時代から描いたこと。姉だから、幼なじみだから主人公が好きというのではなく、子供時代にこんな事件があって、それでヒロインたちは主人公を好きになっていたんだというのがきちんと描かれているのが良いね。このゲームの主人公は結構ヘビーな少年時代を過ごしているので、気軽にプレイしたいという人には向かないかもしれないけど、キャラクターに感情移入してプレイするという人は楽しめそうだ。

ストーリー重視のゲームということで、Ｈシーンの薄さが気になるという人もいるだろうけど、その点も心配無用。さすがにヌキゲーレベルとまではいかないけど、Ｈシーンもしっかりしているので実用性も問題ナシ。ちなみにイベント数は姉の琴音が11、幼なじみの鷺宮潤、叔母の綾香、同級生の小山茜、花見沢乃絵留が4となっている。ストーリー的に琴音を中心とした物語になっているので、Ｈシーンも琴音が多めなんだけど、それ以外のキャラにもしっかりとイベントが用意されているので、物足りなさを感じることはないんじゃないかな。それからこのゲームのヒロインたちは全員が巨乳になっているので、オッパイ星人は特に楽しめそう。もちろん、全キャラにパイズリが用意されているぞ。内容はすべて和姦で、特に変わったものはないものの、ラブラブなＨシーンが好きな人なら問題なく楽しめるだろう。ついでに書いておくとCGは差分抜きで80枚。フルプライスのゲームとしては標準的なところかな。

©カウパー

ただ、ちょっと気になるところもあったりする。まず、主人公の性格。主人公は不幸な幼年時代を過ごしたせいで、琴音との繋がりが非常に強い。それは良いんだけど、琴音を大切にするあまり、主人公たちに好意を持ってくれている周囲の人たちを敵視し、自分から切り捨ててしまうんだよね。自分から切り捨てておいて孤独だっていわれても、それって自業自得なんじゃないの？　と思ってしまう。もちろん、近親相姦というタブーを犯した以上、リアルに考えればこのゲームのような状況になるのは当然なんだろうけど、ゲームは一種のファンタジーのはず。それならご都合主義でも良いから周囲から祝福されるストーリーでも良かったんじゃないのかなぁ……。まあ、このあたりの感じ方は人それぞれだろうから、Sunoはこう感じたということで一つ。それから、イベントの内容とグラフィックが一致していないところがちらほら。「今、三ヶ月だって……」と言いながら、既にお腹が大きかったりね。それって、妊娠じゃなくて単なる肥満なんじゃ……？　それ以外にも昼間のイベントのはずなのにCGや背景が夜になっていたりね。細かいことかもしれないけど、物語のクライマックスでこういうことがあると白けてしまう。次回作ではこうした点にも気を遣ってほしいね。

少々気になるところはあったものの、物語はちゃんとまとまっているし、エロもしっかりあるということで、プレイして損はないゲームの1つだね。お姉さんキャラが多めになっているので、姉好き、巨乳好きのプレイヤーにオススメしたい作品だ。

   使い方

攻略

選択肢は特に迷う部分はないはずなので、目的のキャラを素直に追いかけていけばOK。茜と乃絵留は2人でワンセットなので、この点さえ頭に入れておけば問題ないだろう。

（by Suno）