淫妖蟲 悦〜怪楽変化退魔録〜

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鬼の力に翻弄されるヤマトの運命は？

退魔師として活躍していた主人公・橘木ヤマトと白鳥姉妹は、まだ正式な退魔師の資格を得ていなかったため、綾神の郷で最終段階の修行を行うことになった。師匠・八鬼弥生と共に修行を開始したヤマトたちは、見事最終試験をクリアしたのだが……突如ヤマトの身体に異変が！　彼の胎内に眠っていた“鬼の倭（やまと）”が覚醒し始め、ヤマトの妖魔化が始まってしまったのだ。白鳥姉妹たちはヤマトの身体を元に戻そうと奔走するのだが、自体は思わぬ方向へ進んでいく。倭の伯母を名乗る鬼姫あざみの復活、そして鬼の力を手に入れようとする退魔師の宗家・四法印龍樹たちの策動。はたして、白鳥姉妹たちはヤマトを救えるだろうか？

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このソフトは、妖魔に犯される女退魔師の姿を描き大人気となった、『淫妖蟲』シリーズの第三弾にあたる作品だ。ゲームシステムは二択選択肢のデストラップ型AVGで、選択肢を誤ると女性たちが犯されるバッドエンドルートに突入しゲーム終了となる。ある意味、このバッドエンドが『淫妖蟲』シリーズの魅力なのだが、残念ながら本作は従来作に比べると若干パワーダウンしてる印象がある。というのも、従来作だと天敵である妖魔に敗北し、犯され・孕まされる展開だったのだが、本作では“孕神子”のお役目を強要される結末が多いのねん。

孕神子のお役目とは、退魔師たちが使役する式神・使い魔を生み出すこと。女退魔師が出産した妖魔は、人間が意のままに操れるという設定で、本編中で白鳥姉妹たちが自分の意志で妖魔を出産するシーンもある。女のコが孕神子のお役目を務めることは苦痛には違いないのだが、結果的には退魔師仲間に貢献してるワケで……。拙者的には圧倒的な力を誇る妖魔に屈服し、為す術もなく蹂躙されていく従来作のバッドエンドの方が、戦いの悲惨さ・残酷さが伝わってきて好きだったなぁ。また、孕神子系のバッドエンド以外では、鬼の倭に犯されてしまう結末もあるが、こちらに至っては主人公ヤマトと表裏一体の存在ゆえ、限りなく和姦に近い凌辱シーンになってるのねん。従来作のような悲惨なバッドエンドを期待していた人は、「手ぬるい！」と感じるかもしれない。

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とはいえ、『淫妖蟲』シリーズならではの、触手責め＆ボテ腹出産シーンは豊富なので、ビジュアル的な満足度は従来作に引けを取っていない。パンパンに膨らんだお腹、母乳を撒き散らす巨乳、股間からわき出る大量の蟲たち。そのエログロさは「さすが！」という内容で、ヌキゲーとして十分使えます。胎内で蟲が暴れ、お腹が歪に変形するボコ腹演出は生唾ゴックンものだ。ただ、ちょっと残念だったのは回想シーンの登録スタイル。複数の責めで1シーンを構成しているＨを、シチュエーションごとに分割登録しているので、断続的にしか再生できないのねん。前後編ぐらいの分割ならまだ許せるが、起承転結の四分割はちょっと不便すぎる。細かく分断再生できること自体は悪くないが、一括再生できるモードも用意すべきだろう。あと、シーンが切り替わる度にアイキャッチが入る演出も、拙者的には目障りだった。たまに息抜き程度に入るアイキャッチなら気にならないが、あまりにも頻度が多いためシナリオがブツブツ分断されて集中しにくかったでごわす。こちらもアイキャッチON/OFF機能を付けるなど、フォローして欲しかったなぁ。

総論としては、触手・孕ませゲーとしては楽しめるが、従来の作風が好きだった人は好き嫌いが分かれるかも……って感じかな？　例えが合ってるか微妙だが、従来作は濃厚な豚骨ラーメンで本作はアッサリ塩味ラーメン。ラーメンという同一カテゴリーではあるけど、その味付けは対照的。両者美味しく食べれるが、好みの違いはでる。まぁ、拙者的には従来の作風の方が好きだったが、ヤマトと深琴の恋愛ストーリーにスポットをあてた本作も嫌いじゃない。ストーリーの読みごたえ、という意味では従来作を上回ってると思う。拙者は触手凌辱や妖魔出産AVGが大好きなので☆4個にしたけど、前作のような作風を求めていた人は☆3個ぐらいに感じるかも。つうことで、妖魔出産シチュエーションが大好物な人に是非！

   使い方

攻略

デストラップ型のAVGなので、選択肢ごとにセーブしながらプレイすればOK。ハッピーエンドは倭エンドを見た後じゃないと、追加選択肢が出現しない。

（by イ・ヤン提督）