揉乳学園・発情中

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謎のコンタクトをはめれば透明人間になれる!?

主人公の佐藤直樹は存在感がなく、クラスでもまったく目立たない学生だった。友人も彼女もいない寂しい毎日を過ごしていたが、とあるアングラサイト経由で謎のコンタクトレンズを手に入れたことで、日々の生活は激変する。そのコンタクトを装着すると、「1)自分の存在が認識されなくなる」「2)自分がＨしたいと望む女のコに触れると、発情させることが出来る」「3)女のコが好意を寄せていれば、その効果はどんどん拡大される」という、信じがたい効果があったのだ！　つまり、コンタクトレンズを付けたら透明人間のような状態になり、女のコにイタズラし放題なワケだ。しかも、触れば触るほど女のコは発情し、主人公に惚れてくれるのだ。コンタクトを使って、念願の彼女を作っちゃおう！

©ARMADILLO

まず、このソフトの購入を考えているなら、注意してほしい点がある。ゲームタイトルには“揉乳”という言葉が含まれ、パッケージイラストにも巨乳を鷲づかみにしている画像が使われているので、本作はオッパイゲーという印象を受けやすい。が、実際にプレイしてみると、オッパイに対するこだわりはあまり感じられない構成になっている。主人公が透明人間と化し、オッパイを触りに行くシーンはあるけど、それと同程度の割合で股間やお尻をお触りするシーンもあり、イベント比率的にはオッパイに特化してるとは言い難い。また、おっぱいゲーには定番とも言える、胸を上下にユサユサ揺らすCG差分演出などもないので、おっぱい星人の人が本作をプレイしたら「これ、おっぱいゲーじゃないじゃん！」って思うんじゃないかな？　おっぱいゲーとして開発してるなら巨乳を強調する各種演出がヌルイし、透明人間になるシチュエーションを重視しているならタイトルの命名に失敗してる気がする。

ゲームシステムにもやや難があるね。基本的にはシナリオを読み進めたいキャラを指定し、見たいＨのシチュエーションを選ぶだけの簡単システムなのだが、キャラ選択画面になるとセーブ＆ロードが出来ないため、CG回収プレイがちょい面倒なのねん。いつでもどこでも、プレイヤーが望むときにセーブできるようにするのがAVG作りの基本だと思う。また、メッセージスキップも若干不親切で、シーンが切り替わる度にスキップが解除されてしまう。せめて選択肢から次の選択肢まではスキップを持続させてほしい。というか、今どきのAVGは選択肢に到達した時点で、スキップを解除するか継続するか設定できる作品も多い。この機能を標準装備してほしいね。

さて、ダメ出しがちょっと続いたけど、おっぱいゲーとして評価しなければ、普通に楽しめる作品だったりする。透明人間になってイタズラＨをするのって、何だかんだで男の夢だしね。コンタクトの効果で女のコが敏感になっちゃう設定もGOOD！　普段マジメな優等生や、ツンデレ風紀委員が顔を赤らめ悶える姿に興奮ちまちた。絶頂時に漏らしちゃうのも可愛いッス。サブヒロインが5人登場し、さまざまな部活コスチュームでＨを披露してくれるのもナイス。メインヒロインには孕ませ展開も用意されてるし、ハーレムエンドもバッチリ完備してるので、エロの濃さは合格レベルにあると思うよ。

ただ、シナリオがやや粗挽きだったが残念だったなぁ。コンタクトの効果が効き過ぎて、コンタクトを外しても透明人間状態が持続し、最愛の恋人も主人公の姿を認識できなくなるって展開は面白いんだけど、ラストのオチが強引すぎて説明不足だと思う。結局、謎のコンタクトレンズを送りつけた人物は何者で、どんな意図があったのか明確な説明がなかったので、なんかモヤモヤした消化不良気味な感覚が残ってしまった……。淫魔が欲望パワーを集めるためにコンタクトを提供していたとか、ベタな設定でいいから納得できる説明が欲しかったな。というわけで、おっぱいフェチな人にはオススメしにくい内容だったけど、透明人間設定が好きな人なら普通に楽しめる作品だと思うよ。

   使い方

攻略

キャラ選択画面までテキストを読み進めると、セーブできなくなるので要注意だ。イベント中にセーブしておこう。分岐条件は簡単。お目当ての女のコだけを追いかければハッピーエンド、他のキャラにも手を出すとノーマルエンド。全員均等に相手するとハーレムエンドを迎える。サブキャラはハーレムルート途中でシルエットが出現するので、それを選んでから人物名を入力しよう。

（by イ・ヤン提督）