保健室の優しい授業

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2人の女教師がＨの実技指導

親友に年上の彼女ができたらしいと知って焦る主人公。だが、奥手な主人公にとって気軽に話せる女性は、養護教諭の長岡陶子と国語教師の天神さつきの2人だけだった。2人に憧れていた主人公は、ひょんなことをきっかけに2人からＨの個人授業を受けることになってしまい……。

©熟れ専

設定的には熟れ専の『熟女教師は蜜の味』の続編となる作品。前作の主人公やヒロインたちもちょっとだけ登場するので、前作を知っているとより楽しめるかもしれない。と言っても、ストーリーに深く関わってくるわけではないので、今作だけを単独でプレイしても問題はないね。物語的には前作と同様、2人の女教師とエロいことをしてしまうというもの。どのルートでも主人公を男として鍛えるという建前でＨをすることになるので、Ｈな個人授業という雰囲気は前作より強いかもしれない。ちょっと残念だったのが、物語が主人公の一人称のみで語られるようになり、ヒロインのモノローグが無くなってしまったこと。ヒロインのモノローグは、評判があまり良くなかったのかなぁ……。もっとも、そのおかげでストーリーが分かりやすくなったのは確かなんだけどね。

この作品のヒロインは養護教諭の長岡陶子と国語教師の天神さつきの2人なんだけど、2人の性格の違いがはっきりと描かれていたのは良かったかな。凛々しい容貌と中性的な言動の陶子が実は恥ずかしがり屋で甘えてくる性格、おっとりした雰囲気のさつきが実は腹黒なドＳというのもギャップがあって面白い。ただし、主人公とヒロインがなぜ惹かれあったのかという点では、ちょっと違和感を感じてしまった。陶子の方は主人公の母親の親友であり、主人公からしてみれば幼い頃から最も身近にいた女性で、初恋の相手という設定があるため、問題はない。陶子の方もなぜ主人公に惹かれたのかということがはっきりと語られているしね。だけど、さつきの方はそのあたりの設定が曖昧で、やや唐突に感じられた。こうした部分の設定をもうちょっと煮詰めていけば、もっと完成度の高い作品になったんじゃないかな。

©熟れ専

Ｈシーンは陶子ルートでは、将来彼女ができたときのためにＨの手ほどきをしてもらうというシチュエーションがメインで、さつきルートではさつきのペットになるためにやはりＨの手ほどきをしてもらうというものが中心となる。いずれにしてもＨの手ほどきをしてもらうということになるので、ちょっと変化が少ないかもしれない。内容的にはフェラ、パイズリ、本番と至ってオーソドックス。まあ、主人公が純情な童貞少年という設定なので、これは致し方のないところかな。Ｈシーンになったとたん、やり手のベッドヤクザになってしまったら、逆に違和感があるだろうし。低価格ソフトとしてはＨシーンの尺もある方だし、描写も濃いので、ヌキゲーを期待してプレイするなら、期待はずれと言うことはないだろう。

プレイしていて感心したのが、前作と比較してエンディング数が増え、よりゲームらしくなったこと。低価格ソフトというと、申し訳程度のシナリオ分岐があるだけという作品が多い中で、これは立派なことなんじゃないかと。さすがにやり込み要素たっぷりとか、難易度が高いというほどではないけど、真面目に作られているなぁという印象だ。シナリオ分岐以外でもCG、システム共にそつなくまとまっているしね。というわけで、オススメ度は☆3.5というところか。前作の雰囲気が好きだった人ならもちろんオススメできるし、熟女からＨのレッスンをしてもらうというシチュエーションが好きな人価格以上に楽しめるんじゃないかな。

   使い方

攻略

最初にどのビデオを買うかで、ルートが分岐するシステム。陶子、さつきのいずれかのエンディングを見ると、「両方欲しい！」という選択肢が表示されるようになり、ハーレムルートに進むことができるようになる。陶子ルートでは、エンディングには関係しないものの、コンドームをつけるかどうかでCGが変化するので、こちらの回収も忘れずに。

（by Suno）