マゾ×ラブ

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ハードな凌辱で愛を掴め！

ハード系凌辱同人誌で生計を立てる主人公は、密かに想いを寄せていた前月柚がガラの悪い男に襲われている現場を目撃してしまう。とっさに助けに入ったものの、あえなく返り討ちにされ、入院してしまうことに……。しかし、その事件をきっかけに主人公は柚、ナースの筧蘭華、防護官の白継勇斗と知り合うことになった。それと同時に、彼は興奮すると女を凌辱せずにはいられない体質になっていたが!?

©10mile

ストーリーもキャラクターも、どこかおかしいのがこの作品。主人公は普段は純愛を求める大人しい男なんだけど、なんの前触れもなくレイパーに変身してしまうし、ヒロインたちも凌辱されながら喜んでしまうしで、みんなどこかおかしい。ストーリーも一言で言えばご都合主義。このゲームの主人公はどう見ても魅力的とは思えない人物なんだけど、なぜかモテモテ。さらに、マンケット（コミケのようなイベントらしい）会場でいきなりＨを始めても、なぜか受け入れられてしまう。それどころか、周りで見ている客たちもノリノリだったりする。このゲームを一言で言い表すなら、凌辱系バカゲーと言うことになるかな。なぜ主人公が変身してしまうかなどの理由も納得のいく理由は説明されないままなんだけど、そのあたりは気にしたら負けなんだろう。

こう言うバカバカしいノリのゲームって結構好きなんだけど、問題はゲーム全体のボリュームのなさだろうね。基本的に1プレイが短めで、だいたい4〜5時間もあれば終わってしまうと思う。そして、共通ルートが長いため、2回目以降のプレイは30分もかからないんじゃないかな。攻略可能キャラが7人いるとは言え、これはちょっとボリュームがなさ過ぎるんじゃないか？　さらに、どのキャラのルートもほとんどシナリオが変わらないため、プレイしていて変化が乏しいのも問題。フルプライスのゲームとして十分な満足感を得られるかというと、かなり難しいと言わざるを得ないね。

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では、Ｈシーンの実用性はどうなのか？　これはプレイヤーの嗜好がはっきり出る内容だ。Ｈシーンのほとんどは主人公が変身して行うため、ほぼ凌辱オンリー。ただし、ヒロインたちは口ではいろいろ言いながらも、凌辱を嫌がってはいないため、あんまり鬼畜な感じはしない。この点で真性の凌辱好きには物足りない内容だろう。また、イベント会場で客と一緒にヒロインを輪姦するというイベントもあるんだけど、主人公が先頭に立ってヤっているため、寝取られという雰囲気も少ないね。ただ、ゲーム全体のボリュームが少ないと書いたけど、Ｈシーンの尺はちゃんと取ってあるので、エロという点では物足りなさは感じなかったかな。主人公がやたらと連射が利くこともあって、精液でドロドロなんていう描写もあって、エロさは十分。CGのクオリティは塗りも含めて高いので、実用性はあるだろう。ちょっと残念だったのが、イベントのパターンが単調だったこと。どのキャラのイベントもイベント開始後即挿入、後はひたすら中出しという感じで、イベント自体がやや平坦だった。できれば、同じ凌辱でももう少し変化をつけて欲しかったね。

ゲーム全体のボリュームのなさから来るコストパフォーマンスの低さ、イベントの単調さが目立ってしまった作品だけど、シナリオをもうちょっとなんとかすれば大化けしそうな予感もする作品だけに、もったいなかったなぁという印象。エロを充実させてヌキゲーに徹するか、おバカなノリを突き詰めるかすれば良かったんだけどね。というわけで、オススメ度は☆3つ。CGが気に入ればという感じかな。

   使い方

攻略

最初の選択肢でルートは2つに分岐。柚を助ければ柚、蘭華、勇斗ルート、助けなければアシスタントの長谷川ね子、姪の影代なえ、アパートの管理人の蒼月冬香、同人作家の南方かがりのルートに入ることになる。また、この作品は回想モードでしか見ることのできないCGがあるので要注意。回想モード2ページ目の中段、一番左と左から2番目、3ページ目の中段、左から2番目と3番目は選択肢によってCGが変化するので、チェックしておこう。

（by Suno）