中出し出来たら卒業!?　前代未聞の卒業試験が始まる

「今の若い者には闘争心が足りない」が口癖の校長先生が課した卒業試験の内容は、無人島で1週間「中出し鬼」のゲームをすることだった。中出し鬼の基本ルールは鬼ごっこと一緒だが、決定的な違いがひとつだけあった。それは鬼（男性）は捕まえた獲物（女性）に中出しＨする権利を得て、女性はそれを拒否できない、というもの。主人公が中出し鬼で対戦することになったのは、麻耶・よつば・知香、三人の幼なじみだった。はたして、中出し鬼に勝利し、彼女たちに中出しすることが出来るだろうか？

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まずは低価格ソフト恒例のボリュームチェックからいきまっしょい。基本CGが20枚、回想シーンが20という構成なので、まぁ価格相応って感じかな。ただ、本作は低価格ソフトにありがちのコマンド選択肢のAVGではなく、ミニゲームを採用しているのがポイント。量産型の低価格ソフトにはない“ゲーム性”があるので、個人的には高く評価したい。が、そのミニゲームが面白いか？と問われると、正直なところ「否」と答えざるを得ないところが残念なところではある。

ミニゲームは縦5枚×横9枚、合計45枚のカードが配置されており、それをめくることでゲームを進めていく。女のコが仕掛けたトラップをめくると体力が減ってしまうので、体力が尽きる前に女のコカードを発見し、Ｈイベントを起こさなければならないワケだ。ぶっちゃけ、トラップカードの比率がメチャ高いので、運頼みでカードをめくったらクリアは不可能に近い。幸い、マップはランダム生成じゃないので、トラップの位置をメモしながらプレイすればクリア出来るのだが……。地雷位置をカキコしながらマップを完成させるのは、ミニゲームというより作業であり、面白さは希薄だ。もう少しカードの種類を増やし、ミニゲームとして楽しめるシステムにして欲しかったなぁ。拙者は、ダンジョンRPGのマップ作りが好きなマッパー野郎なんで、トラップ位置を割り出す作業は割りと楽しかったけど、一般人には面倒なだけのシステムかもしれない。ミニゲーム中はセーブもできないしね。

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さて、本作のタイトルやストーリー設定から連想すると、鬼畜っぽいイメージのある作品だけど、実際プレイしてみると鬼畜要素はほとんどなく、ラブコメ路線の仕上がりになっている。幼なじみ3人は主人公に恋愛感情を抱いているので、捕まってＨされても基本OKというスタンス。というか、童貞＆処女のまま中出し鬼を開始するのはナンなので、まずはＨの練習を……という展開もあり、女のコが「嫌、やめてぇ〜」と泣き叫びながら抵抗するシーンは基本ゼロ。勝負に負けたくないという思いから「やめなさい！」と抵抗するシーンはあるけど、凌辱チックなテンションとは少し違うので、生粋の鬼畜好きはご注意を。ちなみに、女のコが主人公をタッチすると逆レイプパターンが発生し、責め側が女のコで受けが主人公ってＨもありやす。3Pイベントも収録してるので、Ｈのシチュエーションはわりと豊富なのは◎だ。エンディング数が少ないのが玉にきずなれど、トータルで見ると結構遊べる作品だと思う。マップ作りが嫌いじゃない人にオススメ！

（by イ・ヤン提督）

犯るか犯られるかの鬼ごっこ!?

卒業を間近に控え、主人公たちは毎年恒例の破天荒な卒業試験を受けることになっていた。だが、寝ている間に拉致された主人公は、3人の幼馴染と共に逃げ場のない無人島へ送り込まれてしまう。そしてそこで卒業試験の課題に挑むことになる。近頃の若者は闘争心が足りないと常々口にしていた学園長から出された課題とは、闘争心を磨くための“鬼ごっこ”だった。主人公が鬼となり、獲物となる3人の幼馴染を追いかけるだけならば問題はない。ところが「避妊をせずに性交を行なうことによって闘争心を磨きつつ、子作りをして少子化に歯止めを掛けてほしい」という学園長のツッコミどころ満載でとんでもない内容の指令書があって絶句する主人公と知香……。捕まった女のコと主人公がＨをすることになるわけだが、よつばと麻耶は別に構わないといい、渋々ながら知香も了承。主人公の意見を聞かずに“中出し鬼”が始まることが決まってしまう。しかも、幼馴染たちは勝手にルールを追加していた。はたしてこの卒業試験の結末は!?

マイペースだが優しさと包容力溢れるよつば、リーダー的な存在で運動神経抜群だけどよく拗ねる麻耶、悪戯好きで負けず嫌いなツンデレの知香。そんな3人のヒロインを相手に鬼ごっこをするという低価格のバカゲーだ。なにしろルールからしてぶっ飛んでいる。ゲーム中からそのルールを以下に引用しておくので見てほしい。

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1. ゲーム開始10分後に鬼は動くことができる。獲物はその間に隠れたり罠を仕掛ける。 仕掛ける側は、「捕まえた」と宣言してから行為に入り、その制限時間は30分とする。
2. 鬼は獲物に性行為を申し込み、膣内で射精すれば1点獲得。ただし獲物が絶頂する前の射精は無効とする。
3. 獲物は、とにかく鬼を射精させることができれば1点。
4. 鬼ごっこ終了までに、獲物が鬼から逃げ切ることができれば、更に1点獲得できる。
5. もし妊娠してしまったら、卒業試験とは別に罰ゲームを受けることになる。

これがどのようにゲーム中で活かされているかが気になるところだが、ゲームは鬼（オガ）ズムシステムというカードをめくってヒロインを捜し出す作りとなっている。スタート地点からカードをめくって移動し、イベントカードが出ればＨシーンを見ることができる。だが、ヒロインたちの仕掛けた罠が出てしまうとLIFEが減ってしまい、LIFEが0になると次の日に進んじゃうからイベントを見損ねちゃうってわけだ。まあ、Ｈイベント発生でもLIFEは2減るんだけどね。マップ自体はすべてイベント位置固定なので、攻略を見ながらプレイすれば楽勝かな。ルールのほうは一番最後のが活かされていなかった気がする。

なお、困ったことに鬼（オガ）ズムシステムに入ってしまうとセーブすることができないため、卒業試験の会場に移動したらすぐにセーブしておいたほうがよいだろう。それと、バカゲーならばノリにノっている間にテンポよく進んでいくのが望ましいわけだけど、このシステムだと話がぶった切られてしまうのが本作のマイナス点といえるかな。

Ｈシーンは選択肢で選べるシーンもあるが、基本的には踏んだイベント場所によって犯るシーンと犯られるシーンが決まっている。2人に襲いかかれての3Pもあるし、各キャラの個性を活かした明るいノリでのＨを楽しめるんじゃないかと。タイトル通りで基本的に中出しＨだ。

3人同時に処女喪失から始まるサービスのよさもあるし、お手軽なおかずゲームを求めている人に向いている作品かな。おバカな設定が好きな人は遊んでみてほしい。ただ、鬼ごっこといっても無理やりなＨではなく、すべて和姦だから鬼畜な展開を求めている人は注意してね。

（by 伊織舞也）