孕ら☆ちゅちゅっ!! 〜咬めばあの娘もＨな天使〜

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ハーフの吸血鬼のせいで大変なことに!?

©2009 SWANEYE

自称吸血鬼のククリは精液大好きなエロ少女。吸血鬼とサキュバスのハーフなのであった。封印されていたククリは、父親の部屋を掃除するように頼まれた主人公によって解放されてしまったのだ。封印を解かれて目醒めたククリに咬まれた主人公も吸血鬼となってしまう。しかしククリがサキュバスとのハーフだったからか、咬まれた人間は吸血鬼化するとともに性欲も増大するのだった。そして吸血鬼化した影響で妹の木乃葉を襲ってしまう……。

ククリの正体は話しても信じてもらえるはずもなく、留学生ということにして家族をごまかしていた。意外だったのはサキュバスの血を引くククリが処女だったことかな。それと、いきなり見知らぬ留学生を泊めることを認める主人公の家族はかなりアバウトな感じだね。物語のほうは夏休みを目前に控えたところから始まっている。ゲームはコミカルなストーリーが特徴であり、物語を楽しんでもらおうという意図なのか、ルートが確定する夏休み前までしか選択肢は出現しない。そのため、ルート確定後はじっくりとストーリーに集中できるというわけだ。

©2009 SWANEYE

本作で気になる人が多そうなのは、孕ませの部分だろう。孕ませ目的のＨはヒロインによって多少バラツキはあるけれど、概ね中盤以降となっている。序盤は中出しどころか挿入なしで終わるシーンも一部にあるから、狙っているヒロインによっては孕ら孕らハラハラさせられた。ちゃんと腹ボテになったヒロインとのＨシーンが複数用意されているし、アニメーションのあるシーンではボテ腹が揺れるのにグッと来る人もいるかもしれない。本編だけでなく、クリア後のおまけで後日談も楽しむことができる。

しかし、孕ませ期待の人は過剰な期待は禁物だ。特にゐのりは病院で妊娠していないことを確認したあと、Ｈシーンが挿入されることもなく、時が流れて次のＨは妊娠後となっていたからねぇ。これはユーザーが本作に期待していた展開と異なると思う。孕ませモノで孕ませたときのＨが本編中にないって、いくらなんでもこれはないわ……。そう思ってしまったのは自分だけなのか!?

©2009 SWANEYE

本作にはスペシャルモードが用意されていて、そちらではクリアしたヒロインのボテ腹Ｈを楽しむことができる。本編で妊娠前だったＨシーンが、アフターストーリー的な感じで2人目を孕んだ状態でＨすることになる。このあたりはタイトルから期待する内容なので嬉しい作りといえるかな。

おまけのほうはCGモードがククリ13、ゐのり10、恵菜11、奏9、木乃葉6、メイ4、その他13の計66枠で、回想シーンは31種類、アニメーションモードが20枠となっていた。また、スペシャルモードのCGモードは基本CGを使い回した差分だが、ククリ8、ゐのり5、恵菜6、奏6、木乃葉5、メイ3、その他4の計37枠、回想シーンは17種類だ。

ゲームのシステムまわりはほしいと思うような機能はほぼ揃っているので問題ないと思う。ただ、メッセージの表示される位置がシーンによって変わるので、視線の移動で目が疲れて読みにくいと感じる人もいることだろう。

孕ませるＨを期待する人にとっては孕ませモノとして本作は微妙かもしれないが、ボテ腹なヒロインとのＨをメインとして楽しみたいという人には悪くない作品だと思う。どちらを重視するのかによって印象はだいぶ変わる可能性がある。ボテ腹Ｈが目的だというならばお薦めはもうちょっと上と考えてもよさそうかな。購入するか悩んでいる人は、その点に注意してほしい。それにしてもテキストでホームルームの略語HRが出てくるんだけど、孕ませの略に思えてしまう自分ってダメかも（笑）。

   使い方

攻略

攻略したいヒロインを選んでいけば問題なくクリア可能だ。ヒロイン6人全員をクリアすると、2回目の移動先選択をしたあと、欲望に身を任せることが可能となる。そうすればハーレムルートに突入できるぞ。ククリと木乃葉の攻略をする際、2回目の移動先を選択した直後にセーブしておき、全員クリア後にそれをロードしてククリルートからと木乃葉ルートからでハーレムルートを2回プレイすればCGも100％になる。本編が100％になったらスペシャルモードに入ろう。ヒロイン6人の本を読めばハーレムの本も読めるようになる。すべて読めばスペシャルモードのほうもコンプリートだ。

（by 伊織舞也）