咲だつもの雀

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特訓はＨなご褒美つき!?

© Yaoyorozu-kobo All rights reserved.

全国高校生麻雀大会優勝を目指している清澄高校麻雀部は、夏休みに麻雀合宿を行なっていた。なりふり構わずに実力向上を狙った部長の久は、とんでもない方法で特訓しようとしていたのだった。咲、和、優希と自分自身の4人が麻雀部に所属している唯一の男である須賀京太郎と脱衣麻雀で勝負させて実力アップを狙おうと考えたのだ。負けなければいいと同意した咲に釣られて、実家の手伝いで参加できないまこ以外は麻雀勝負をすることになる……。

2009年春の新番組アニメで人気のある『咲 -Saki-』が元ネタの同人作品だ。麻雀部分は意外に本格的で、細かいルールの設定を変更することができる。対戦相手となるのは、咲、和、優希、久の4人だ。まこは対戦相手として登場しないが、覗いていたということでCGが1枚用意されている。ゲームの難易度をHardでプレイすると、クリア後におまけ的にCGモードへ風越学園の福路美穗子と池田華菜が登録されるようだ。プレイ途中からは難易度変更ができないようだから、最初からHardで勝負すべきかな？

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イカサマアイテムの購入は対戦開始時かコンティニュー時にのみ可能であるため、意外と使う機会は少ない感じだった。結局自分はイカサマ技をほとんど使わずにクリアしてしまったからねぇ。2人打ちの麻雀であるため、流局しやすいかと思っていたんだけどそうでもないし、バランスはほどよく調整されているという印象だね。用意されているイカサマは以下の通りだ。お約束的なものは一通りあるんじゃないかな。

1. 役牌ツミコミ
2. 対子ツミコミ
3. 断ヤオ・ツミコミ
4. ドラ・ツミコミ
5. 字牌ツミコミ
6. 聴牌ツミコミ
7. 清一色ツミコミ
8. 天和ツミコミ
9. 牌交換
10. 手牌オープン
11. ロン封じ
12. ツモ封じ
13. ラストチャンス
14. 門前ポンチー
15. スーパーリーチ
16. さらに倍

コンプリートするまでに必要とした時間が4時間程度だったので、確信を持つことはできないんだけれど原作の個性的なキャラの持ち味が反映されているんじゃないかなという印象だった。咲とのどっちがなかなか手強くて嬉しかったね。何度飛ばされたことか……。部長の久があっさり負けちゃったのが意外だったけど。

イベントの回想シーンは各キャラ3回で計12種類となっている。初戦の勝利ではフェラやパイズリなど、2戦目は処女喪失、3戦目勝利ではもう一歩踏み込みという作りなので、本作は1枚ずつ脱がしていくもどかしさはない。サクサクッとエロを堪能できるのが嬉しいところだ。CGモード枠のほうは16となっているため、コストパフォーマンスはそこそこ良好だと思う。個人的には、価格の割にかなり楽しめる良作という印象を受けた。『咲 -Saki-』のファンだけでなく、麻雀好きな方にもぜひ遊んでもらいたい作品だ。いやはや、『咲 -Saki-』おもしれーって状態だったから釣られて手を出したんだけど、本格的でここまで楽しめるとは予想以上によかったかな。でも麻雀だからルールを知っていないと遊べないわけで、強くお薦めもできないのがネックなんだよね。というわけでお薦めは☆☆☆です。麻雀好きならば＋1してもいいかも？

（by 伊織舞也）