学校のヤラシイ怪談〜こんな恥ずかしい除霊させないで！〜

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Ｈなお祓いで妖怪退治

©TinkerBell

生徒会長の雪村由香里は、未使用教室で怪しげなお札を見つける。同級生の四ノ宮静が止めるのも聞かず、彼女はたまたま通りかかった後輩の牧瀬麻衣にお札を剥がさせてしまった……。ところが、お札を剥がしたことで、封印されていた妖怪が解き放たれてしまう。3人の中で唯一霊能力のある静が提案する解決策は、どれもこれもＨなものばかりで!?

お札を剥がしたことで出てきてしまった妖怪を、Ｈな手段で退治するというのがこの作品のメインストーリー。Ｈシーンは、妖怪に操られた男子学生に輪姦されたり、妖怪を退治するためにヤりまくったりというパターンが多く、さらに事件を解決するとヒロイン3人以外は記憶を失ってしまうので、雰囲気的にはTinkerBellの過去作品『イカレタ教室』に近いかも。ヒロイン視点、輪姦メインという部分も同じだしね。なにより、事件が解決すれば輪姦されたことはなかったことにできるというのが大きい。

ただし、決定的に違うのがこの作品のヒロインはまったく悲壮感が無く、むしろ脳天気だということ。一番最初に訳もわからず輪姦された時もたいして気にしているようには見えないし、妖怪退治のためにＨなことをしなければならなくなっても、恥ずかしくて嫌だなぁくらいで、それほど必死になっているようには見えないんだよね。というわけで、マヌケな妖怪をバカっぽい手段で退治していくという、ノリ的にはバカゲーに近いかもしれない。タイトルにある『怪談』という文字を見て、ホラーや伝奇モノを期待した人は期待はずれになってしまうかもね。

©TinkerBell

残念だったのは、物語が完全なバカゲーになりきれていなかったこと。かといって、先にも書いたようにヒロインに悲壮感がないため、完全な陵辱ゲーにもなっていない。バカゲーと陵辱ゲーのどちらを求めても、中途半端になってしまっている。そのせいで今ひとつ物語が吹っ切れなかったなという印象だ。脳天気なヒロインというキャラクターを活かすなら、もっとぶっ飛んだバカゲーにしてしまった方が楽しめただろうし、エロを見せるということを優先するのなら、悲壮感たっぷりの陵辱モノにした方が良かったと思うんだけどね。

Ｈシーンに関してはシーンによってエロのバリエーションも豊富だし、CGも肉感的でエロい感じが出ていて実用性は高め。特に輪姦やぶっかけが好きな人は楽しめるんじゃないかと。また、ノーパンでテニスをさせられたり、全裸で人形となってモデルをさせられたりといった、ヒロインの羞恥心を煽るようなイベントも多めなので、羞恥イベントが好きな人も楽しめそうだ。個人的には妖怪に支配された異常な世界であっても、ヒロインが羞恥心を無くしていなかったのは結構良かったんじゃないかと。周囲に男子学生がいて、ヒロインを囃し立てたりしていたのも、エロさを引き出すという点では有効だったかな。

物語的にはやや中途半端になってしまったけど、不条理な世界でのエロを見たいという人にはオススメできる内容。どの選択肢を選んでもサクサクとイベントを見ることができるシステムなのも嬉しいところだ。CGは差分抜きで68枚、イベント数は64とフルプライスのゲームとしてはやや小粒だけど、お手軽にエロ絵を見たいというニーズには応えてくれるはず。というわけで、トータルでのオススメ度は☆3つ。CGの絵柄が気に入ったならプレイしても良いんじゃないかな。

   使い方

攻略

ゲームは基本的に間違った選択肢を選んだら即バッドエンドのデストラップ型。シナリオは1本道なので、選択肢が出るたびにセーブをして、すべての選択肢を試していこう。ただし、先生である江川英子が登場する「コトダマ」のイベントだけは例外。イベントを3つ以上見てしまうと強制的にバッドエンドになってしまうので気をつけること。

（by Suno）