BIFRONTE〜公界島奇譚〜
| LAPIS BLUe. | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
| ダウンロード版:2800円(税込) | 1Play10時間 | 属性:オカルトホラー、猟奇、純愛 |
| 難易度:7 | 2008/5/23発売 | オススメ:☆☆☆ |
Twitterでつぶやく
謎の小箱が運命の歯車を狂わせていく
主人公・山田草一郎が住む公界島は、風光明媚な観光地だったが、天道醍醐という宗教家が現れてから島の様子は一変する。彼は人類救済を掲げる宗教団体“救世ノ家”を設立し、瞬く間に島民の心を掴んでいく。そして、今では島民の9割が信者という、宗教色の濃い閉鎖的な島になってしまった……。草一郎は進学するため上京することになっており、幼なじみの天谷桜・若菜姉妹、そして悪友の貝塚仁たちも島を離れることになっていた。一緒に過ごせる時間もあとわずか……。草一郎たちは、思い出作りに心霊スポットで有名な高波邸の探検に出かけるのだが……。そこで偶然発見した隠し部屋で、古ぼけた小箱を手に入れたことで運命の歯車が大きく狂い出す。草一郎たちに降りかかった惨劇とは?
©LAPIS BLUe.
このゲームは、2008年5月に発売されたフルプライス作品のDL版で、2800円というお買い得価格が設定されている。ゲーム内容は伝奇・奇譚系のAVGで、ガッツリ物語を読ませてくれるタイプだ。起承転結がかっちり分かれた4章構成で、1章あたり2〜3時間ぐらい読ませるボリュームがあり、ストーリーはかなり重厚。サクサク読み進め、お手軽にHシーンを見たいって人には向かない作品だね。時間をかけ、ゆっくり謎に迫る本格的なサスペンス作品が好きって人にオススメだ。
さて、本作は伝奇・奇譚系の作品ゆえ、意外性に満ちあふれたビックリ展開が楽しめやす。なんと、冒頭で主人公の恋人・桜が事故死し、以後は幽霊として登場するという衝撃的な展開に! そこに、宗教団体“救世ノ家”や、5年前に起きた高波邸での悲劇、小箱にまつわる謎が絡み合い、スリルとサスペンスに満ちた猟奇的な恋愛ドラマが語られていくのねん。ぶっちゃけ、完全なハッピーエンドはないッス。意中のヒロインと結ばれるときは、それ以外の女のコの血が流れるという悲劇的な構図で、ちょっと後味の悪い結末が多い。「もっと上手く振る舞えば、全員幸せになれたんじゃないだろうか?」と、自責の念にかられてしまう感じだ。だけど、そのダークな感じが作風にマッチしてて、奇譚AVGとしてはかなり楽しめる作品だと思う。クリアしたときの爽快感はあまりないけど、両手を組んでしみじみ感じ入っちゃう感動があるね。
©LAPIS BLUe.
ただ、教祖の娘・恵衣ルートはちょっと無理があるんじゃないかな? 出会って数日で「お前を愛してる」って告白しちゃう主人公に幻滅してしまったヨ。「幽霊になってる桜を救う話はどうなった?」「あの若菜を放置して恵衣に走っていいのか?」など、主人公の軽薄な行動に思わず突っ込みを入れたくなってもうた。あと、島全体を狂わすほどの小箱のエピソードが、終盤もっとあっても良かったんじゃないかな? ちょっと伏線の活かし方が雑で、ラストが大味な印象を受けてしまった。
Hシーンは純愛系と猟奇チックな絡みの2系統があり、後者の絡みが個人的には好き。姉・桜を亡くした妹の若菜は、精神的なバランスを崩しかけ錯乱状態の一歩手前。そんな彼女が主人公を求めるとき、普段とは真逆の妖艶で淫靡な表情を浮かべるのねん。その表情が何ともエロス! 謎の少女菜緒も普段は無邪気なロリ少女なんだけど、Hのときは魔性を漂わせ、夢か現かわからないヤバイ雰囲気でご奉仕してくれるのねん。キャラの二面性というか、昼と夜のギャップが何とも言えない魅力を醸し出してまちゅ。というわけで、部分的に突っ込み入れたくなるような展開はあれど、全体的な仕上がりは悪くないと思うよ。この完成度で2800円なら買いだね。ただし、ヒロインの血が流れるのが苦手な人は注意されたし。
使い方
攻略
1巡目は選択肢が出現しないので、そのまま読み進めクリアしよう。一応CGはないけど、デッドエンドも見るチャートを作ってみたので参考にどうぞ。
| 表面的な平穏エンド |
| Chapter.1『Bright Life』から |
| 選択肢なし |
| DEAD END |
| Chapter.1『Bright Life』から |
| 友達として、幼馴染として頼ってる? |
| Chapter.2『Ghost』 |
| 強く問いただす |
| 仕方がないことだった |
| ☆セーブ1 |
| ドライかな… |
| していないと言ったら…嘘になる |
| Chapter.3『離別』 |
| そんなことあるわけがない |
| いや、やるべきでしょう… |
| 菜緒を叱る |
| 箱信仰について |
| ☆セーブ2 |
| 仁のお母さんに声を掛けに行く |
| DEAD END |
| ☆セーブ2から |
| 危険だやめておこう |
| ☆セーブ3 |
| 強行突破 |
| 愚か者の幸せエンド |
| ☆セーブ3から |
| じっくり隙を待つ |
| Chapter.4『悲劇の終わり、そして始まり』 |
| 信用する |
| 賛成する |
| ☆セーブ4 |
| ついていく |
| 当然行くに決まっている |
| ☆セーブ5 |
| 見送る |
| 愛している |
| 素直になれなくてエンド |
| ☆セーブ5から |
| 後をつける |
| なんでそんなことを? |
| 桜散る季節エンド |
| ☆セーブ4から |
| 若菜の様子が心配 |
| 若菜についていてあげたい |
| ☆セーブ6 |
| 愛している |
| 失ったモノと返ってきたモノエンド |
| ☆セーブ6から |
| なんだよいきなり… |
| わたしはだぁれだ?エンド |
| ☆セーブ1から |
| これで問題ないよな |
| なんともいえない |
| 逃亡の代償エンド |
| Chapter.3『離別』から |
| そんなことあるわけがない |
| 何を心配してるんですか? |
| 叱らない |
| 特にありません |
| 危険だやめておこう |
(by イ・ヤン提督)