もっと！ 女装で孕ませてっ

呪いをとくため子作りに励め！

©桃色劇場

主人公の神代由宇は、ご先祖様の犯した罪により、男性が女性化してしまう性転換の呪いをかけられてしまった。1年後の誕生日までに誰かと子作りし、自分の血を受け継ぐ男子が誕生すれば呪いは解除されるという。呪いを解くため名門リリエンヌ女学院に転入した由宇は、お嫁さん候補の人形姉妹の舞依＆依理とＨに励むことになるのだが……。女装して学園に通っている由宇は、目立った行動を避け秘密を守らなければならない。しかし、電車内で痴漢に合っていた小鳥遊琉宇依を助けたことで、とんでもない騒動に巻き込まれてしまう。レズビアンな琉羽依に見初められ、四六時中付きまとわれることに……。はたして、女装してることをひた隠し、由宇は子作りを続けることができるだろうか？

まずは低価格ソフト恒例のボリュームチェックからいきまっしょい。基本CG33枚、回想24シーンという構成は、まぁ価格相応といった感じかな？　テキスト量は割りと多めで、スカスカ感は感じない。エンディングも6種類と豊富だ。ボリュームは平均的なものだが、1024×576のワイド画面に対応しているのは特筆に値するね。フルプライスでもワイド画面に対応してる作品は少ないのに、低価格ソフトでいち早くワイド化したのは高ポイント。原画のクオリティも高いので、画面いっぱいに広がった女体のパンチ力は半端ないね！　ハーレムゲーならではの乱交シーンで、ヒロイン4人が横並びでも画面に収まるのはワイド画面ならではの魅力だ。

©桃色劇場

本作は2010年4月に発売された『女装で孕ませてっ』の続編だが、拙者は前作をプレイしていない。本作のみプレイした感想となるのでご了承を。さて、主人公を女性として勘定すると、本作には5人の女のコが登場する。全キャラ平均的にイベントが分散してるため、一見バランス良く見えるのだが……。ちょっと広く浅くなってる感は否めないかな？　低価格ソフトでは、2～3人を描くのが限度のような気もする。また、「孕ませ」をテーマにしてる作品なのだが、キスやフェラ、自慰などのイベントが相当数あり、肝心要の中出しＨが少なくなってるのも痛い。タイトルに孕ませの文字を冠するなら、もう少し中出しＨを充実させてくれないとね。

ちょっと孕ませスキーな人には不満の残るイベント構成だが、孕ませにこだわらないなら本作は抜群に面白い！　主人公の母親亜貴は、かつて呪いのため男性から女性に変わってしまった由宇の父親。そんな母（父？）の息子に対する溺愛ぶりが常軌を逸してて最高に笑えるね！　まさかの元父親との近親相姦ルートには脱帽でござった。テンポ良い物語に、パンチの効いた変態チックなお笑いエピソードの数々。学園ラブコメAVGとしての完成度はかなり高いと思う。ちょっと残念だったのは、人形姉妹の個別エンドが収録されてなかったこと。恐らく、彼女たちのエンディングは前作で見せてるので、あえで今作で再描写しなかったのだろう。姉妹の個別エンドが気になる人は、これを機に前作も買うべし。というわけで、本作を遊ぶと前作も買いたくなる、そんな逸品でござる。フタナリやレズシーンが多いので好き嫌いは分かれると思うけど、個人的には★4個の高評価作品。是非遊んでみてほしい。

攻略

   使い方

中出し回数でエンディングが分岐するキャラもいるので、非妊娠系のエンディングを見落とさないように。亜貴に孕まされる由宇妊娠エンドは、ちょっと見落としやすいかも。

（by イ・ヤン提督）

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