禁断の病棟～特殊精神科医遊佐惣介の診察記録～

性の悩みを抱える女性たちにセクハラ治療を施せ！

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医療法人正魂会・神無病院は、非合法な医療行為を行い多額の資金をかき集めていた。そんな病院の特殊精神科に勤務している主人公・遊佐惣介も、数々の違法行為に手を染めている。彼は人の心を操れる“シークレット・デザイア”という能力の持ち主で、その力を使って治療を施すと同時に、女性患者たちの身体を弄んでいたのだ。そんなある日、特殊精神科に反町という精神科医が赴任してきた。理事会はライバル同士を競わせ、更なる成果を上げようと目論んでいたのだった。理事会が納得する成果をあげられなければ解雇は決定的…。ライバル反町に敗北しないよう治療を施しつつ、女性患者の身体を味わっちゃおう！

医療系調教作品の主人公といえば、冴えない容姿で屈折した人格の鬼畜医師というパターンが多いが、本作の主人公はチョイ悪オヤジ風なダンディーで、性格も破綻してるとは言えないレベル。治療そっちのけで女体を弄ぶ鬼畜医師とは違い、治療に必要なＨを行うスタンスだ。女性患者を毒牙にかけるけど、ヒロインに対する執着心が希薄というか、ガツガツした感じがあまりしないのねん。個人的にはライバル反町のように、女体をぶっ壊す覚悟でえげつない治療を施す鬼畜医師タイプの方が感情移入しやすいんだけどね～。主人公のキャラ設定が若干インパクトに欠けるため、ストーリー展開も淡泊というか、盛り上がりに欠ける印象があるね。反町もラストに出てくるだけで、ライバルとしての存在感は希薄。もっと反町に活躍の場を与え、寝取りイベントを強化しても面白かった気もする。

ストーリーといえば、女性キャラが7人登場するけど、本編でキャラ同士の接点が全くないオムニバスAVGのようなシナリオ構成は評価が分かれると思う。攻略表を見てもらえば分かると思うけど、エンディングを見たいキャラを追いかけるだけで物語が完結しちゃうのねん。例えば、“紗良を堕とすためには調教済みのレイナを手駒として使わないと攻略できない”みたいな、キャラ同士を絡ませたストーリー構成の方が盛りあがるのでは？　ハーレムエンドもあるけど、こちらも本編の流れの中で発生する結末ではない。各キャラの結末を見た後、タイトルにハーレムコマンドが追加されるおまけタイプ。なんか取って付けたような感じがして、個人的にはシックリこなかったなぁ。

メインヒロインには3種類のエンディングが用意されているのだが、診察中の三択結果が反映されるのは物語の終盤。どのエンディングを狙っても途中経過は全く同じなので、繰り返しプレイ時の重複テキスト率がメチャ高いのねん。終盤までずっとスキップしっぱなし。もうちょっと中盤に変化を与え、各ルートごとの色合いを明確にしても良かったのではないだろうか。また、調査モードの文字量が少なめで、キャラの掘り下げが不十分に感じたヒロインもいたッス。全体的にシナリオの重厚感が不足気味というか、メリハリに欠ける印象でござった。Ｈシーンだけでなく、シナリオも重視しているプレイヤーには微妙かも…。痛快凌辱医療作品を期待してる人は注意が必要だ。

シナリオは物足りなさを感じるけど、Ｈシーンのクオリティは抜群！　主人公の能力で性の本能に目覚めさせられたヒロインの姿が激エロでござるな。一種の催眠状態にしてからＨするのだが、その乱れっぷりは特筆に値するね。清楚なお嬢様が妊娠をせがんで中出しを懇願してくるシーンにテンションMAX！　基本CG125枚、回想83シーンというボリュームも魅力だ。人気原画家Ｍ＆Ｍの美麗なCGがたっぷり堪能できるのなら、シナリオの味気なさはさほど気にならないというのが本音だ。拙者はＭ＆Ｍの絵が大好きなので、評価は甘めの★4個でごわす。が、シナリオやゲーム性を考慮に入れた総合力では、★3個ぐらいが妥当な評価かもしれない。

攻略

   使い方

狙ってる女のコを追いかけるだけでOK。円は誰も調査・診察せずにスキップボタンを押すと話が進むぞ。

（by イ・ヤン提督）

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