いきなりあなたに恋している
枕 | WindowsXP/Vista/7 | 1024x576 |
9240円(税込) | 1Play6時間 | 属性:ラブコメ |
難易度:4 | 2011/7/29発売 | オススメ:☆☆☆ |
4人の女のコと一つ屋根の下
©枕
学園では生徒会長を務める優等生の主人公は、妹の柳瀬詠歌、従姉妹の湯川涼、クラスメイトの鬼ヶ瀬胤、校務員の養老紡の4人と同居生活をしていた。一癖も二癖もある女のコたちとの生活は、トラブル、騒動の連続。平凡な日常を望む主人公の願いも空しく、今日もハプニングが主人公を襲うのだった。
ちょっとばかりプレイヤーを選ぶ作品かなぁ、というのが全体を通しての感想かな。まず、本作を分類するとしたらキャラ萌え系学園モノということになると思う。ここまでは問題ナシなんだけど、登場するキャラがツンデレな幼なじみ、ツンデレな妹、なにを考えているのか分からないメイドさん、素直で献身的なクラスメイトと、どこかで見たようなテンプレなキャラクター設定となっている。起こるイベントもやっぱりどこかで見たようなものが多くて、これをつまらないと考えるか、王道と考えるかで評価が分かれてしまいそうだ。個人的にはテンプレとはいえイベントは楽しいし、キャラクターを可愛く描くことにも成功していると思うので、これもアリかな、と。
©枕
また、幼なじみと妹がやたらと暴力的なのも、人によっては嫌悪感を持ってしまうかもしれない。ただ、この点に関しては主人公が上手く受け流しているので、あまりどぎつい感じはしないね。そして、この主人公がなかなか良い感じに描かれているのも、この作品のポイント1つだろう。基本的には真面目で努力家、適度にスケベで抜けているところもあったりする。かといってありがちなヘタレ主人公というわけでもなく、決めるべきところはしっかりと決めてくれる。本作がエロゲーである以上、最も大切なのはヒロインたちであることはいうまでもないけど、素直に好感を持てる主人公がいると物語にスムーズに入る込めるしね。やっぱり物語の主人公はとても重要なんだなぁと再確認した次第。
王道のキャラ萌えゲーとしては楽しめた本作なんだけど、気になる点もいくつか。1つめがゲーム全体のボリュームの少なさ。CGは差分抜きで120枚用意されていて、これはフルプライスのゲームであることを考慮しても十分な枚数だろう。けど、フルプライスのゲームとしてはシナリオがややボリューム不足。もう少し物語そのものにボリュームを持たせて欲しかったね。2つめにHシーンは24となっていて、純愛モノであるということを考えれば仕方ないのかもしれないけど、ちょっと物足りない点。キャラによってのばらつきも大きくて、最もHイベントが多いのが詠歌の8、逆に最も少ないのが紡の4となっている。イベント数の少ないキャラを気に入っていた場合は、少々悲しくなってしまうかもしれない。それから、これは欠点というわけではないけど、物語の中で視点や時系列が変化することが多く、漫然とテキストを読み飛ばしていると混乱してしまうかもしれないので注意が必要だ。不満点もあったものの、いずれも致命的というほどでもない。というわけで、オススメ度は☆3つ。キャラクターデザインが気に入って、キャラ萌えゲーが好きならプレイしも損はないでしょう。
攻略
4つめの選択肢で涼&詠歌ルートと紡&胤ルートに分岐する。その後は紡&胤ルートは選択肢が1回しか出ないので、ここでエンディングが分岐。涼&詠歌ルートは選択肢の数は多いものの、迷うようなものは少ない。細かなイベントの分岐などはないので、4つのエンディングを見ればCG、回想モードも100%になる。
さっきの例がある。中身をチェックする |
俺がずり上がる |
何も言わない |
☆セーブ1 |
涼だ |
素直に言う |
☆セーブ2 |
そのまま見送る |
涼の仕事も手伝うよ |
んだと! |
女と試合だと? |
女なんかに本気になれるかよ |
【涼エンド】 |
☆セーブ2から |
引き留める |
そうは言っても…… |
メールを開く |
【詠歌エンド】 |
☆セーブ1から |
紡だ |
☆セーブ3 |
紡の買い物に付き合う |
【紡エンド】 |
☆セーブ3から |
荷物持ちは勘弁 |
【胤エンド】 |
(by Suno)