もののけ淫妖譚こんなに可愛い娘が人間のはずがない！

目覚めた妖怪の力でもののけ娘とＨ

白行町は人間ともののけが共存している町。そんな町に暮らす主人公・室里暁はもののけたちの通う学園に通いながら、平凡な毎日を送っていた。ところが、そんな彼に異変が起こる。実は暁も妖怪の血を引いており、その血が目覚めつつあったのだ。彼は激しい飢えに苛まれるようになるが、それを鎮める方法はただ1つ。女の子とＨをして精気を吸収することのみ。苦しむ彼を見た幼なじみやクラスメイトたちが、Ｈに協力してくれることになったのだが!?

©XXX

新ブランド・XXXのデビュー作ですな。まあ、新ブラントとはいっても濡汁やオーバードーズなどの姉妹ブランドであり、開発も経験豊富なスタッフばかりなので、新ブランドっぽさはないかな。手慣れた作りで、安心してプレイできる作品という印象だ。システム面も取り立てて変わったところがあるわけじゃないけど、設定項目などは過不足のない感じで、これまた手慣れた作りを感じさせる。

さて、物語は妖怪の力が目覚めたことで大量の精気が必要になった主人公が発作を起こしてしまうようになり、それを鎮めるためにヒロインとＨをするというもの。普段の主人公はいたってマジメな性格なんだけど、発作中はまるで別人になってしまう。発作で別人になるというと理性を失って獣のように襲いかかるのかと思ってしまうけど、本作の主人公は理性を失ったりはしない。ただ、Ｈを我慢できなくなるだけで、主人公は結構理性的にもののけの力を使いこなしているんだよね。だからヒロインを拘束したり姿形を変えてしまうようなことはあっても、本当にメチャクチャにするような凌辱はない。そしてなにより、本作のヒロインたちは誰も皆基本的に主人公ラブだったりする。むしろ「襲うなら私を襲って♥」という感じなので、凌辱という雰囲気は薄いね。客観的に見れば結構酷いことをしてはいるんだけど、ヒロインに悲壮感がまったくないので、どこかじゃれ合っているというかイチャついているという雰囲気になっている。また、ストーリーに関しては、やや薄味という感じだ。主人公が妖怪の血に目覚めるという以外にもいろいろと事件が起こったりするんだけど、それらは拍子抜けするほどあっさりと解決してしまう。膨らませようと思えばいくらでも膨らませようがある設定を、意外なほどあっさりとスルーしてしまうんだよね。このあたりはストーリー重視派のプレイヤーには、物足りなく感じられるかもしれない。

©XXX

ストーリーが薄いと書いたけど、本作に関してはそれは必ずしもマイナス要素でもないかなとも思うんだよね。というのも、本作は基本的にヌキゲーだから。いろいろな要素を詰め込みすぎて、せっかくのエロが目立たなくなってしまうというのはよくある話。その点、本作はヌキゲーに不要な要素はスッパリと切り捨てて、純粋にヌキゲーに特化したという感じがする。それじゃあ肝心のエロはどうなのかというと、なかなかに実用性が高くて満足の内容。まず、ヒロインも主人公も人間ではないので、Ｈのバリエーションが豊富。長く伸ばした舌で愛撫をさせたり、ヒロインの体を液状化させたりとやりたい放題。ヒロインが人間であったら絶対にありえないシチュエーションの連続で、プレイしていて飽きることがない。そして、Ｈのシチュエーションは色々あるけど、どのイベントでもヒロインは感じまくり。アヘ顔も標準装備だったりする。アヘ顔は苦手だという人も少なくないだろうけど、本作のアヘ顔は比較的ライトなものとなっているので、これだったら割と誰でも受け入れられるんじゃないかな。個人的にはヒロインのかわいらしさを壊さないギリギリのところを突いていて、なかなか良いんじゃないかと思う。また、公式サイトを見るとゲームのポイントとして主人公独占というのがあげられている。これはまったくその通りで、主人公以外の男キャラは本作には登場しない。ただし、妖力によって主人公やヒロインが複数に分裂することがあるので、その場合は輪姦的な雰囲気になることもある。これも主人公独占という枠を守りながら、Ｈシーンのバリエーションを増やすのに役立っているね。

じっくりと物語を楽しみたいという人にとっては物足りないかもしれないけど、ヌキゲーが好きという人なら満足できる作品というのが、プレイを終えての感想。ハーレムルートもしっかり用意されていて、抑えるべき点はしっかり押さえている作品という印象かな。CGは差分抜きで80枚となっていて、ボリューム的には標準的なところだろう。もっとも、CGの使い回しなどはなく、テンポ良くイベントが発生するので、実際の枚数以上に満足度は高い。ちなみにイベント数は59となっている。というわけでオススメ度は☆4つ。ヌキゲーが好き、人外ヒロインも好きという人にオススメだ。

攻略

   使い方

ルートは4人のヒロインの中から誰を呼び出すかで分岐するだけなので、とても分かりやすい。迷うことはまずないだろう。そして、ルート分岐したあとは中出しするか外出しするかで、エンディングが分岐するシステムだ。ちょっと分かりにくいのが鳴瓜ルートで、大きい鳴瓜に中出しするかどうかで、さらにエンディングが分岐するようになっている。ちょっと面倒なのがCGの差分回収。チャートでは最初に書いてある選択肢を選んで進めるようになっているが、カッコ内の選択肢も、CG差分回収のためにセーブ＆ロードで選んでおくこと。Ｈシーン中に選択肢が複数出てくる場合は、全ての組み合わせを試しておく必要がある。また、メフィのエンディングを見ると肌色を設定できるようになるが、これもCG差分に含まれる。そこで、1度ゲームをクリアしたら、メフィの肌色を青色に変更して、もう1度メフィのイベントを見ておこう。

（by Suno）