LEWDNESS～Vita sexualis～

性奴隷育成のための調教が始まる！

少子化が進む世界で、生殖目的以外の性行為を禁ずるSexual Misconduct禁止法案、通称SM禁止法が制定される。このSM禁止法に抵触した主人公・姫乃百合亜は、犯罪者の更生のための学園・誠憐学園に送られることになるが、この学園の真の目的は、権力者のための性奴隷を育成することにあった。百合亜は彼女と同じく学園に送られてきた仁科絵理、九龍葉月たちとともに激しい調教を受けることになるが……。

©Empress

『STARLESS』に続くEmpressブランド第3弾。『STARLESS』が良くも悪くも強烈なインパクトのある作品だったので、今作もやらないわけにはいかないだろうということで、プレイしてみた。まず、なんといってもこの作品の魅力はEmpressの看板でもある聖少女氏原画のCGだろうね。ムチムチした肉感的なキャラクターデザインは健在で、相変わらず非常にエロくて良い感じですな。聖少女氏が好きな人なら、このCGだけでも本作をプレイする価値があるといっても良いんじゃないかな。なお、CGは差分抜きで79枚、イベント数は76となっているので、フルプライスのゲームとしては平均的なところだろう。

ストーリーやイベントについては、前作と比べるとややインパクトが弱いかなぁという印象だ。まず、前作にはチンコギロチンみたいな好みは分かれるだろうけど強烈なインパクトを残すグロテスクなイベントがいくつもあった。だけど今作にはそうした一目見たら忘れられなくなるようなイベントはないんだよね。スカトロも同様で、スカトロイベントの数自体は多いんだけど、内容的には意外と淡泊で、『STARLESS』が好きだった人などは物足りなく感じてしまうんじゃないかな。

©Empress

むしろ、今作で好き嫌いが分かれそうなのはレズイベントの多さかもしれない。本作は主人公の姫乃百合亜が女の子で、同じ境遇の仁科絵理、九龍葉月と励まし合いながら調教に耐えていくという展開になるので、かなりレズイベントが多いんだよね。ヌキゲーでヒロインが女性、しかもレズイベントが多いというのは好みが分かれるところなんじゃないだろうか。そしてレズイベントは基本的に和姦になるため、調教のハードさがスポイルされている気もする。個人的には女性主人公もレズも嫌いではないんだけど、どうせなら学園の教師の花園椿や寮母の花園桔梗などのイベントを増やして、この2人がレズプレイでヒロインたちを責めるなんていうイベントを増やして欲しかったかな。

全体的には登場キャラクターが常識人過ぎたのかなという気がしないでもない。前作の『STARLESS』では、登場キャラクターのほとんどがかなりイカレたキャラクターだったので、イベントもどんどんエスカレートしていった。だけど本作は主人公の姫乃百合亜はもちろんのこと、調教役の男性キャラクターもどこか吹っ切れないところがあるんだよね。完全に外部と隔絶された学園という舞台なら、もっと突き抜けたことができたと思うんだけどなぁ……。とはいえ、本作はエロの濃さなど、ヌキゲーとしてのクオリティは十分に高いといえる。クセのあるイベントが減った分、プレイヤーを選ばなくなったともいえるしね。というわけで、オススメ度は☆4つとしたい。

攻略

   使い方

エンディングは各キャラクター別に分かれているので、目的のキャラを追いかけていけばエンディングにたどり着けるだろう。中途半端にあちこちのキャラに手を出していると、バッドエンドになってしまうので注意したい。

（by Suno）