春色☆こみゅにけ〜しょん♪

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山間の温泉宿で繰り広げる恋愛模様

父親が行方不明になったことで、主人公は学園を休学し、幼なじみたちがいる温泉宿に居候することになった。あらゆるものに対する執着心が薄い主人公にとってはどうということもない出来事だったが、なにかにつけて口やかましく主人公に絡んできていたクラスメイト・月島春香は、このことに納得しなかった。ついに温泉宿まで追いかけてきてしまう春香。主人公の幼なじみである加美山椿や円行寺�Y子も加わり、物語が動き始めた。

©Terios

2005年に発売された『夏色☆こみゅにけ〜しょん♪』の続編にあたるゲーム。メインヒロインである春香は、前作のメインヒロインの月島千夏の妹に当たる。そのほかにも瀬尾明日香や星乃ツカサなど、前作で登場したキャラクターが登場するので、『夏色☆こみゅにけ〜しょん♪』のファンはちょっと嬉しいかも。ただ、そうしたキャラは物語にほとんど絡んでこないし、春香が千夏の妹であるという設定も物語的にはあまり意味はない。というわけで、『夏色☆こみゅにけ〜しょん♪』をプレイしていればより物語を楽しめるのは確かだけど、プレイしていないくても問題はない。

物語の方はというと、世の中のすべてのものに関心を持つことができなかった主人公が、ヒロインたちとのふれあいを通して、本当に大切なものを見つけていくという流れになっている。だけど、ストーリーをじっくりと読ませるタイプのゲームかというと、Noだと思う。テーマそのものは問題ないんだけど、キャラクターたちの心情の掘り下げが不十分で、プレイヤーに感動を起こさせるというのは難しいんじゃないだろうか。なぜそうなったかというと理由は簡単で、Ｈシーンを詰め込みすぎてストーリーを見せる余裕が無くなってしまったからだろう。また、このゲームの主人公は来る者拒まず、去る者は追わずというスタンスで、周りにいる女のコたちをパクパクと食い散らかしまくり。さすがにそういう主人公で感動的なストーリーというのは難しいだろう。というわけで、このゲームは純愛ゲームの皮を被ったヌキゲーと考えるのが正しいんじゃないかと思う。

©Terios

では、肝心のＨシーンはどうかというと、これは十分なボリュームがある。主人公は女のコを食いまくっているだけあってかなりのテクニクシャン。Ｈシーンに入れば女のコたちは喘ぎまくりだし、イベントの尺も長めになっているので、実用性はかなり高い。ゲームに作業的な部分がなく、サクサクとＨシーンを見ることができるのも嬉しいところ。エンディングの用意されているキャラクターは月島春香、加美山椿、円行寺�Y子の3人だけど、それ以外のキャラクターにも全員Ｈシーンが用意されていて、特に椿の母親のあやめなどはかなり濃いめのＨシーンが用意されているので、熟女好きでも十分に楽しめるんじゃないかな。また、ツカサや明日香のＨシーンもあるので、前作のファンはちょっと嬉しいかもしれない。ただし、明日香はツカサとのレズシーンのみの登場で、主人公とのＨシーンはない。ただ、このゲームは一応純愛ゲームのカテゴリーに入るものなので、アブノーマルなシチュエーションのイベントはほとんど無い。せいぜいアナルやバイブでのプレイがある程度なので、ハードでアブノーマルなエロを期待していると、物足りなく感じてしまうかも。

エロいゲームという意味での、エロゲーのスタンダードとも言えるゲーム。昔はこういうストレートにエロを見せるというスタイルのゲームが多かったよなぁ……と思いながらプレイしてしまった。とりあえず原画の横田守氏の絵が好きで、面倒なことを考えずにエロを楽しみたいという人にオススメ。

   使い方

攻略

選択肢自体はそれほど分かりにくいものはないので、エンディングを見るのは難しくないだろう。ただし、椿とアナルＨをしているか、槇乃のコスプレを見ているかなど、後々になってイベントに影響を与える選択肢もあったりするので、CGをコンプリートするのは少々難しい。選択直後だけでなく、その後の変化も気をつけよう。

（by Suno）