学園☆新選組！〜乙女ゴコロと局中法度〜

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

女子校で主人公を巡って争奪戦！

©May-Be Soft

愛津女学園は伝統ある名門校。しかし、少子化の流れには逆らえず、経営は悪化の一途を辿っていた。そんな中で教頭は学園の共学化を提案。伝統を守ろうとする学園長と対立することになった。その対立は学生たちにも波及し、共学化をめざす討学派と現状維持をめざす佐学派が争う事態に。共学化のテストケースとして編入することになった主人公は、佐学派の武闘派集団・新選組と行動をともにすることになるが!?

幕末の新撰組をモチーフとした、学園コメディ作品。登場キャラも新撰組のパロディになっているんだけど、これがやたらと濃いキャラ揃い。天然キャラの局長・近藤イサミを筆頭に、愛想が良さそうに見えて腹黒な沖田総詩や、無口でありながら口を開けば毒舌な斉藤初音など、面白いキャラが揃っている。主人公もコメディ作品の主人公らしく、普段はスケベで頼りないけどやるときはやるというキャラなので、プレイしていて嫌悪感を感じることはなかったかな。

Ｈシーンは1キャラにつき5シーン程度用意されているし、CGのクオリティも文句なし。アニメーションが使われているイベントもあるけど、動きはスムーズで違和感はない。以前のMay-Be Softのアニメーションは画質がかなりぼやけていたり、動きがちょっと不自然に感じたりするところもあったけど、最近はかなり良い感じになってきたね。少しずつではあるけど確実に進化していく点は好感が持てる。局部アップなどの部分アニメーションも個人的には好きかな。CG枚数は通常のイベントCGが80枚、デフォルメされたギャグCGが10枚、トータルで90枚となっているので、フルプライスのゲームとしては標準的ななところだろう。

©May-Be Soft

このゲームの1番の問題点は、ゲームのコンセプトがあやふやになってしまったところじゃないだろうか。例えばMay-Be Softの前作『遊撃警艦パトベセル』などは完全にギャグに特化した作品だった。今作もスラプスティックなギャグを期待していたんだけど、これは完全にパワーダウン。日常イベントでのドタバタが少なくなっていて、笑いを期待すると期待はずれになってしまいそうだ。かといって、戦う女のコをメインとした燃える展開もないので、どこを注目すればいいのか分からなくなってしまったという印象なんだよね。

さらに、ゲーム全体が短すぎたのもマイナスポイントだ。初回プレイこそそれなりにボリュームがあるけど、共通イベントが多いため、2回目以降のプレイはあっという間に終わってしまう。もっとシナリオにボリュームを持たせてキャラたちの日常をしっかり描き、ギャグか燃えに特化したシナリオにすれば、もっと面白い作品になったと思うんだけどねぇ。実在した新撰組のパロディとか、キャラクターは良かっただけに、それを活かしきれなかったのはもったいなかった。

シナリオは物足りなかったけど、CGやアニメのクオリティの高さをプラスして、オススメ度は☆3つ。プレイ時間が短く、難易度も低めなので、お手軽、お気軽にゲームを遊びたいという人にオススメかな。

   使い方

攻略

攻略に関しては行動選択で、攻略したいキャラを選び続ければOK。3回選択した時点でルートが決定される。ノーマルエンドは坂本涼華、岡田伊織、桂心のＨシーンを回収するためのもの。エンディングにCGはないので、伊織のＨシーンを見終わった時点で終了して構わない。全エンドを見ると、タイトル画面に「？？？」という選択肢が追加されるので、これを見ればゲームクリアだ。

（by Suno）