Sweet Home〜Ｈなお姉さんは好きですか？〜

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帰ってきた実家にはＨなお姉さんがいっぱい

©CODEPINK

大学に進学して1人暮らしを始めた主人公だったが、住んでいたアパートは火事で全焼。住む場所も家財道具もすべてを失った主人公は実家に帰ることになった。ところが、久しぶりに帰ってきた実家は下宿屋になっていて、下宿人は全員色っぽいお姉さんばかり。義母や義理の叔母まで加わって、主人公の生活はハーレム状態に。

まずなんといっても、原画家のキリヤマ太一氏の絵が素晴らしい。CGというよりイラストっぽいタッチの絵で好みは出そうではあるけど、個人的には大好きな原画家の1人。ほどよい胸のたれ具合とか、上目遣いでのイタズラっぽい表情は非常にそそるものがありますな。今作でもそうしたキリヤマ太一氏の魅力は余すところなく活かされていて、キリヤマ太一氏のファンならプレイせずにはいられないはず。というより、キリヤマ太一氏の原画を活かすためにこのゲームが作られたんじゃないだろうか。

ストーリーに関してはあって無いようなもの。キリヤマ太一氏の作品というと『MAID iN HEAVEN』とか『SEXFRIEND』などがあるけど、『SEXFRIEND』で見られたようなヒロインの複雑なバックグラウンドなどは今回は一切ナシ。ヒロインたちはあっけらかんとＨを楽しんでいるので、背徳感とか後ろめたさなどはまったくない。ひたすらお姉さんたちに押し倒され、搾り取られるということの繰り返しで物語は進んでいく。起承転結もなければ山も谷もない。普通ならシナリオにメリハリのないゲームは駄作とかクソゲーになってしまうところだけど、このゲームに関してはこれで正解だったように思う。

©CODEPINK

このゲームの魅力はなんといっても、ヒロインたちのエロかわいさ。ストレートにＨを求めてきて、純粋にＨを楽しんでいるヒロインたちが非常に魅力的に描かれている。そうしたヒロインの魅力をＨシーンの中だけで表現したCG、テキストはかなりハイレベルといって良いんじゃないかな。ヒロインのエロさとかわいらしさを最大限に見せるという点で、余計なストーリーをつけなったのは良い判断だったように思う。Ｈシーンで感心したのが、バイブなどのアイテムを使ったり、SMなどのアブノーマルプレイがほとんどないということ。あえていえば主人公が前立腺マッサージをされるシーンがあるくらいで、ほぼすべてのイベントがノーマルなＨシーンとなっている。それでいながらマンネリ感や作業感を感じさせず、イベントごとにバリエーションを持たせたのはお見事。Ｈシーンではないけど、UFOネタなど不条理系のエンディングも良い意味で馬鹿馬鹿しくて良い感じだ。

ゲームシステムはオーソドックスなマップ移動型のAVG。『SEXFRIEND』などのような面倒な育成要素などはまったくないので、気軽に楽しむことが可能。メッセージの既読管理やクイックセーブなども完備しているので、プレイしていてストレスを感じることはないでしょう。ちょっと気になったのが、イベントごとの繋がりが不自然になっている部分があったこと。このゲームは午前イベント→共通イベント→午後イベント→共通イベントという流れでゲームが進んでいくんだけど、午前イベントでＨをしたのに、何事もなかったかのように共通イベントが起ってしまったりね。システム上仕方のない部分ではあるんだけど、もう少しテキストやフラグ管理に力を入れてくれると完璧だったんだけどなぁ。あと、登場ヒロインは義理の叔母の友里梨沙を除いて経験豊富なお姉様ばかりなので、ヒロインが主人公以外とＨをするのは許せないという独占欲の強い人は辛いかも。天城真奈美なんかは経験人数30人なんていう話も出てくるし。このあたりは気になる人は気になると思うので要注意。

ヌキゲーとしてもキャラゲーとしてもかなりレベルの高い1本。個人的にはツンデレの王道を見せてくれた友里梨沙がかなりツボにはまったので、オススメ度は文句なしに☆4つ。CGは差分抜きで107枚、イベント数73とボリュームも十分にあるので、CGが気に入ったならプレイして損はない作品でしょう。

   使い方

攻略

とりあえずチップキャラを頼りにストーキングプレイをすれば、キャラ別エンドはクリアできる。ただし、チップキャラの表示されていない場所でもイベントが起ることがあるので、注意してほしい。ハーレムルートは全キャラに均等に会うようにしていればOKだ。

庭に行き続けるとUFOエンド、玄関に行き続けると三兵衛エンドとなり、それぞれエンディングCGも用意されているので、この2つのエンディングも忘れずに回収しておくこと。

（by Suno）