人妻ハーレム〜ここは人妻楽園荘〜

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ひょんなことから人妻ばかりのアパートの管理人に……

突然バイトをクビになり憂鬱な気分になっていた主人公の島原章彦は気分転換で街をブラブラしていたときに老婆と出会う。孫に似ているからと勘違いからの立ち話だったが、婆さんの管理しているアパートの管理人代行を依頼されたのだった。これ幸いと引き受けた主人公。だが、アパートの住人である人妻たちに誘惑されたりする生活が始まるのであった。

© BLACKPACKAGE

ゲームのほうは章彦が酒豪（というか飲んだくれ）主婦の恭子に童貞を喰われるところから始まっている。人妻に手玉に取られて家賃を少しマケさせられる（＝自腹で補填）とゆ〜切ないスタートとなるのがいい味を出してる感じだ。淡々と何ごともなく進む導入部よりは、インパクトのある展開のほうがストーリーに引き込まれるもんね。強引な住人が多い中でがんばろうともがいている主人公はあわれというか、無駄なあがきじゃないかというか。アパートの住人4人のうち2人は積極的に誘惑してきて、残りの2人はそうではないというのもうまくヒロインを分けている感じだ。

ただ、人妻モノの割には旦那が全然出てこない上に人妻のほうから迫ってくるばかりでいまひとつ設定を活かし切れていないような気もするかな。旦那が風呂に入っている間にＨするシーンなんか、旦那が風呂に入っているというのはＨを終えたあとに言い出すし……。それは背徳感アップのためにＨ前に明らかにすべきような気がするんだけどね。

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本作で疑問に思うのは日常ストーリーの長さ。引っぱっている日常生活をうまく活かせていない感じなので、テンポが悪いのではないかと感じてしまう人もいそうだ。寝取り感が薄いのが気になるとはいえ、逆レイプ的に主人公が襲われたりする展開は意外に楽しめることだろう。ただ、主人公のアナルを恭子が責めてくるシーンがあるので、その部分に抵抗を感じる人もいそうだ。

システム面ではユーザーフレンドリーなBLACKPACKAGEのシステムを今回も引き継いでいるのでプレイする上で困ることはないし、快適にプレイできると思う。クイックセーブ機能はないが、前の選択肢へ戻る機能があるからクイックセーブよりも便利な機能が実装されているといえる。ちなみに、CGモードは75個の枠があり、シーン回想は29種類となっていたので、標準的なボリュームといえるんじゃないかな。テキストの量もかなりあるからプレイ時間はそれなりに必要となるはずだ。

人妻モノとしては背徳感がいまいち感じられないのが惜しい気もするが、身体が開発されている熟れた女性とのＨシーンが楽しめることだろう。裸エプロンから赤ちゃんプレイまで用意されていてシチュエーション的にも堪能できるんじゃないかな？　人妻総取りのハーレムエンドも魅力的だと思うよ。

   使い方

攻略

フィニッシュの選択はどちらを選んでも攻略上は問題ない。回想モードからCG差分を回収することができるので、プレイ中にセーブ＆ロードで回収してもよいし、回想モードを使うときに回収しても構わないだろう。そのあたりはお好みでどうぞ。本作を攻略する上でポイントとなるのは、管理人としての最初の仕事の選択肢だ。その選択肢で攻略可能なヒロインが分岐している。ほかの選択肢はいかにもわかりやすいものなので、そう悩んだりすることもないと思う。なお、攻略できないヒロインを追いかけていくと管理人を辞めてしまうBADENDが待っている。CGはないので無理に見る必要はないが、見たい人はその部分のチャートもプレイしよう。

（by 天城螢）