「私の言うこと聞きなさい！」義姉ちゃん達と女装弟新くん ケース1 新くんの事情

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Ｍな主人公とＳな義姉たちのＨ

©じぃすぽっと

Media Clipのレビューでは最初にそのゲームのあらすじを書くというのが基本になっているけど、このゲームに関してはあらすじはナシ。というか、このゲームにはストーリーといえるものはないというのが正解。ゲームを起動するといきなりＨシーンから始まり、最後までＨシーンの連続。あらすじを書きたくても、あらすじといえるものが存在しないんだよね。

『今日のおかず』シリーズはじぃすぽっとの超低価格シリーズ。普通、低価格ソフトというと安くても1980円程度だったりするわけだけど、このシリーズは税抜きで800〜900円程度。低価格ソフトではゲームにボリュームを持たせるのが難しいためストーリー面が弱くなってしまうものだけど、『今日のおかず』シリーズではそれがさらに困難になってしまうはず。それならばいっそのことストーリーは無視して、ひたすらエロだけを見せるというこのゲームのやり方は、方向性としてはアリなんじゃないかという気がする。ただ、いわせて貰うならストーリーがないぶん、エロはもっと強化してほしかった。このゲームのＨシーンは4つ。イベントの尺は過去の作品に比べて長くなっている気はするけど、シーン数そのものは過去の作品と比べても大差ないレベル。もう一がんばりしてくれると、さらに高評価になると思うんだけどね。

©じぃすぽっと

Ｈシーンの内容は、Ｍなショタな主人公がＳな義姉たちにいじめられるというもの。ナイスバディな長女の静奈からはフェラや騎乗位で責められ、オタでコスプレ趣味な次女の桃音からは女装をさせられ、ドＳな三女の清春からはアナルを責められるという内容だ。ショタな女装主人公がヒロインに責められるというシチュエーションは好みが分かれてしまうところだろうけど、個人的にはエロさという面では合格かなぁ、と。ヒロインが主人公を責めるといってもただいじめるわけではなくて、主人公が好きだから思わずいじめてしまうというところがポイント。Ｈシーンの中でもそういったところがきちんと描写されているし、主人公もそれが分かっているから喜んで責められているので、陰惨な感じはまったくない。愛のあるライトSMという感じだね。全シーンが主人公の一人称視点で語られていて、主人公のモノローグメインで話が進んでいくんだけど、ヒロイン視点でも面白かったかも。一応、3人の義姉がヒロインということになっているけど、実際は長女の静奈がメインヒロインという感じなので、静奈視点でストーリーを進めればさらにエロくなったような気もするしね。

システム面では過去の『今日のおかず』シリーズと同じ。セーブ＆ロードはいつでも可能で、既読管理機能を搭載。必要最小限というシステムだけど、ゲーム自体が短いのでストレスは感じない。ただ、メッセージスキップが頻繁に解除されてしまうのはいただけない。既読シーンであってもCGが差分などで書き換えられるとスキップが止まってしまうんだよね。このゲームは差分CGが意外と多く用意されているので、スキップが止まってしまうことが多い。これではメッセージスキップの意味がない。これはマイナスポイント。この点は要改善だ。

トータルで見ると価格相応のボリュームになっているので、ちょっとした空き時間とかに気軽にプレイするのに最適だろう。Ｈシーンのシチュエーションが気に入れば、プレイして損はないと思う。また、このシリーズは単品販売の他に、3本セットでも販売している。セット販売は3本で1980円。ボリューム的にも一般的な低価格ソフトに負けないものになるので、購入するならセットになった『今日のおかず』が狙い目かも。ところで、タイトルに『ケース1』とあるけど、続編が出るのかな？　それとも登場人物を一新した作品が出るのか？　このあたりもちょっと気になるところだ。

   使い方

攻略

過去のシリーズ同様、選択肢に関係なくエンディングは1つだけ。ただし、選択肢によってイベントは変化するので、すべての選択肢を選んでおく必要がある。

（by Suno）