SYOKUSYULIEN−淫獄の大地−

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人間に寄生する謎の触手生物の正体とは？

©Dual Mage

北海道の主要都市は、大地震の影響で壊滅的な打撃を被っていた。しかし、本土からの救援は期待できない……。じつは震災で亡くなった人々が蘇生し、ゾンビと化して次々と生存者を襲うという怪現象が起きていたのだ！　政府は事件の真相が明らかになるまで、北海道を封鎖してしまった。主人公の由坂美紀はフリーのカメラマン。事件の真相を暴きたいという好奇心と、スクープを独占したいという功名心に突き動かされ、上陸を禁じられていた北海道に密かに潜入したのだが……。そこは想像を絶する修羅場だった。手当たり次第女性を孕ませようとするゾンビたちの魔の手をかいくぐり、美紀は事件の真相を暴けるだろうか？

本作は「触手サバイバルAVG」と命名されている通り、パニック映画的な物語を描いている。が、プレイした実感としては、いささか臨場感や緊迫感が不足気味に感じられたッス。その原因は行動選択肢の少なさだと思う。攻略チャートを見てもらえれば分かると思うが、誰と行動するか二度ほど入力してエンディングを迎えてしまう構成なのだ。ピンチに陥ったとき、生か死かの運命の二択を設けるなど、もうちょっとドキドキさせてくれるシーンを盛り込んでもいいのでは？　定番ではあるけど、物語途中で手に入れたアイテムを有効利用できれば、ピンチを切り抜けられるみたいな展開を用意するとか、なんらかの工夫がほしいところだ。また、選択肢が少なく分岐ルートに幅がないため、繰り返しプレイ時の重複テキスト部分が多くなっているのも個人的には気になってしまった。

©Dual Mage

気になるといえば、主人公が女性キャラというのも個人的には苦手だった。自分が触手キャラになって女のコを襲うか、自分がヒーロー役になって女のコを守る立場じゃないと、イマイチ感情移入しにくいんだよね〜。女のコ視点でも触手に犯される展開オンリーならばOKなんだけど、男性キャラと恋に落ち結ばれる姿を見せられると、なんか微妙なテンションに……。自分自身を投影したキャラと結ばれたワケじゃないので、恋が成就した達成感は希薄。寝取られたような、そうでないような微妙な感じでスッキリできないのねん。まぁ、女性視点でも大丈夫な人ならノープロブレムだ。むしろ、触手ゲーは自分が「触手or男性主人公」ってパターンが圧倒的多数なので、少数派の女性視点が新鮮に感じる人も多いだろう。ここら辺はプレイヤーの感性しだいだ。

さて、肝心のＨシーンだけど、もちろん触手凌辱をメインとした構成だ。ドロドロうねうね感は上々で、触手ならではのエロさ加減は秀逸。触手に犯され絶頂に導かされた女キャラの「アヒャ顔」もイイ感じの崩れっぷりだ。精神がイッってしまい、人間でなくなった瞬間の描写がたまらんですな！　触手好きな拙者としては、Ｈは十分合格レベル。もうちょっと贅沢をいわせてもらうと、胎内に侵入した無数の触手で変形するボコ腹や、腹ボテ＆産卵・出産系のグロっぽいＨをもっと強化して欲しかったな。ゾンビ化した女のコたちは死なないワケだから、相当無理なＨも受け入れられるハズ。ゾンビ化するまでの触手責めだけでなく、ゾンビ化した後のアクロバチックな変態Ｈがあれば文句なかったのだが……。というワケで、総論としてはパニックゲーとしては緊迫感にやや欠ける感もあるが、触手ゲーとしての抜き所はバッチリ確保。触手ファンにオススメだ。

   使い方

攻略

分岐ポイントは誰と行動を共にするか、という部分。その組み合わせで結末が変化する。選択肢の絶対数が少ないので攻略は簡単だ。

（by イ・ヤン提督）