必殺シゴキ人〜学園高慢女斬り

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高慢な女子校生を調教せよ！

新聞社で働いている気弱なサラリーマン栗栖武利には裏の顔があった。「必殺シゴキ人」として女を凌辱する依頼を請け負っているのだ。そんな彼の元に新たな依頼が飛び込んできた。依頼者をイジメている沖田涼子と間宮亜季の2人がターゲット。依頼者を骨折させて入院させるほどのイジメに怒りを覚えた主人公はさっそく凌辱の準備に取りかかるのだった。

一部のサイトではダウンロード版が2007年4月27日に先行発売されていたが、2007年5月18日にパッケージ版の発売と共に多くのダウンロード販売サイトで売られるようになった本作は、2人の獲物を凌辱して堕としていくという内容のエロ重視のおかずゲーだ。

プレイを開始した直後の冒頭で「開設して1カ月のWebサイト」を「都市伝説として存在が噂され」とか言い切っちゃうので、なんか変な主人公だな〜、というのが第一印象かな。開設後たった1カ月で都市伝説って言われても……違和感が……ねぇ。まあ、レイプ用に特注の凌辱スーツなんて用意しているあたりはプロって感じか。獲物となる涼子と亜季は、どちらも処女。お仕置きで処女を奪って調教していくのだが、2人とも反抗的で身体は快楽に溺れても、心のほうはなかなか堕ちる気配なしなのがいいね〜。中盤を少しすぎたあたりでもワナを仕掛けて反撃してこようとするし、あっさりと堕ちる獲物では物足りないという人にいい感じのシナリオ作りだ。あくまでもこの価格帯の作品の中では、あっさり堕ちないというレベルだけどね。ちなみに、亜季のほうは自慰行為で処女膜を失っているから微妙に処女スキーな人たちの一部からはもったいね〜とかいわれそうな設定かな。

© 鬼畜野郎

本作は物語的に2種類のエンディングしかないものの、出現する選択肢が多いし、途中の展開はシーンの分岐がそこそこあるので、プレイ前の想像よりは結構ボリューム感があった。ただ、作品の設定上、依頼者へ調教済みの牝奴隷を引き渡すから、調教した奴隷を他人に抱かせるという展開が好きじゃないという人には少々微妙かもしれない。個人的には、シナリオライターが中出しとぶっかけに熱い思い入れがあるのか、中出しもぶっかけも選択後のテキストになんともいえぬエロさがにじみ出ていていたように思う。たまたまシナリオライターの人と波長があったという可能性もあるが、おかずゲーを求めている人には嬉しいシナリオの出来なんじゃないかという印象だ。ただし、中出しスキーには残念であろうことに孕ませエンドはない。

ターゲットとなる2人のヒロインは親友という設定であり、作品中には、友を守るために己が犠牲になるか、それとも友を売って自分自身が助かりたいかを迫るシーンもある。凌辱シーンになかなか濃く燃える展開があってイイ感じだね。まあ、どちらを選んでも凌辱されるわけだけど。うむ、藁にもすがる思いで凌辱者の言葉を信じてしまう追い詰められたヒロインと、追い詰めておいてトドメを刺すという展開は悪くないわけで、シナリオの構成は結構個人的にツボにはまったかもしれない。鬼畜野郎というブランド名は伊達じゃないようだ。

ゲームのシステム面のほうをチェックしてみると、クイックセーブ機能もあるしバックログもあってその操作体系も一般的なエロゲーと合わせられているので快適にプレイすることができると思う。バックログはマウスのホイールボタンの反応がよすぎて、意図した以上に溯ってしまうこともあったが自分的には許容範囲内だった。CG鑑賞は35枠でCG差分は1枠に10以上というのが多くてかなりがんばっている。シーン回想も26種類あるしテキスト量もそこそこあるので、意外にコストパフォーマンスは高い。

そこそこボリュームのある安価なおかずゲーを求めているのであれば、本作は個人的にお薦めしたい気がする。ただ、すでに挙げたように調教した奴隷をくれてやるという展開が好みに合わない人もいるであろうことを考えるとお薦め度は☆☆☆☆-ぐらいかなぁ。

   使い方

攻略

このゲームのエンディングは2種類。調教した2人の奴隷を依頼人に引き渡すか、それとも学園の男たちが共有する性奴隷として仕立て上げるかだ。CGのほうは中に出すかぶっかけるかで差分があるため、チャート中で併記されている部分は、クイックセーブして両方を回収するかおまけのシーン鑑賞で回収してほしい。

（by 天城螢）