まわり姫

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まわり姫伝説を明らかにするカギはＨ!?

主人公の本田知之は、幼なじみのかえでと縁日に出向き、偶然パズルブックを手に入れることになる。そして、そのパズルをバラバラにした瞬間、異世界からチャオという名の少女が現れた！　チャオの話によると、失われた6枚の欠片を埋め直さないと、彼女は元の世界に戻れないらしい…。パズルブックの欠片は、携帯電話に送信される神の指示に従えば集まるのだが、その指示はチャオorかえでとＨするような過激な内容ばかり！　友之は神の指示に従い欠片集めを開始するが、パズルブックが完成したとき何が起きるのだろうか？

このゲームは、チャオ＆かえで両ヒロインとＨし、パズルを完成させることが目的のAVG。チャオは、この街に伝わる「まわり姫伝説」に深い関わりがあり、パズルを完成させると主人公とヒロインの過去や因縁といった謎が明らかになる。ジャンル的には、ラブコメと伝奇モノがミックスした感じで、Ｈだけでなく物語にも力が入った作品だ。幼なじみとのホノボノした日常生活や、天然ボケなチャオが巻き起こす笑いがキッチリ描かれているので、低価格ソフトとしては読み応えがある方だと思う。エンディングも6種類あり、複数回プレイできる構成になってるしね。ただし、どちらと何回Ｈしたかでラストが変化する構成なので、基本的な物語は一本道に近い。物語の展開に幅があるわけじゃないので、分岐を楽しむほどのゴッツイ構成ではないのでご注意を。

©MarryBell

3000円という価格は一般的な低価格ソフトより1000円ほど高いが、差分を計算しない基本CGは24枚とやや少なめ。しかし、そのCGはすべてＨシーンなので、数字から受ける印象ほど物足りなさを感じなかったね。回想24シーンっていえば、まぁまぁ納得のボリュームだ。また、Ｈシーンの随所にカットイン画像を盛り込み、臨場感アップの演出に力を入れてるのもポイント。Ｈシーンそのものは、わりとノーマルなシチュエーションが多めかな？　スク水、野外Ｈ、異物挿入など多少マニア系なＨもあるけど、ラブコメが基本なのでＨは王道スタイルで勝負って感じだ。個人的にはもうちょっとインパクトのあるＨも楽しみたかったッス。

あと、ちょっと残念だったのが「中出し・外出し」コマンドの扱い。本編で全部外出しでプレイしても孕んでしまうので、「中出し」の価値や意味があまりない。孕ませスキーな拙者としては、こだわり無き中出しは減点の対象だ。また、予算の都合でＨを優先的に増強したのは英断かもしれないけど、ラスト直前のクライマックスでイベントCGがないのは少し物足りない。チャオが凌辱される過去や、かえでとの思いでが語られるシーンは、全部立ちキャラの説明でアッサリ通過してしまう。セピア調のイベント絵などを盛り込み、物語をギュッって引き締めて盛り上げて欲しかったなぁ。ゲーム終盤で尻つぼみになってしまった印象を個人的には受けたッス。とまぁ、細かい部分で低価格ソフト的な詰めの甘さが見え隠れするものの、全体的には良くまとまってると思うよ。低価格ソフトのCG枚数を重要視する人は、もう少し厳しい評価になるかも。

   使い方

攻略

分岐条件はズバリＨの回数。両ヒロイン個別にＨするプレイと、チャオ・かえで半々とＨするプレイを行えばOK。ラストでは指示された配色のパズルを選ぼう。

（by イ・ヤン提督）