あまからツインズ〜双姉といっしょ〜

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双子の姉に振り回される夏の物語

両親が海外出張することになり、日本に残るために叔父の家に居候することになった桜樹陸。5年ぶりに故郷に帰ってきた陸を待っていたのは、桜樹春歌と夏海の双子の従姉妹。陸にとっては姉のような2人なのだが、春歌はどこまでも脳天気で頼りないし、夏海は陸を下僕扱いする乱暴者。陸の2人の姉に振り回される夏が始まった！

メーカーのホームページのキャラ紹介ではちょっとわかりにくいけど、このゲームで攻略可能なのは桜樹春歌、桜樹夏海、麻倉貴美、中条ちえり、二之宮薫、相川縁の6人。ただし、キャラの扱いにはかなりの差がある。メインヒロインとなるのはいうまでもなく春歌、夏海の双子。そして貴美は桜樹姉妹に近い扱い。残りの3人はオマケ扱いに近い。Ｈイベント数でいえば春歌、夏海、貴美がそれぞれ5。ちえり、縁、薫が1ずつという感じ。さらに春歌と夏海にはハーレムイベントがあり、これが4つ。単純にイベント数だけを見てもキャラごとの差が大きいのがわかるけど、シナリオ的にもキャラによっての差が大きい。春歌、夏海、貴美の3人は結ばれてからさらに一波乱あったりするけど、それ以外の3人はＨをしたらそれでオシマイ。これだけ扱いに差があると、オマケ扱いされているキャラのファンは納得がいかないかもしれない。あくまでメインは春歌と夏海の双姉だと割り切ってしまえばいいのかもしれないけどね。それから、相川縁はメーカーのホームページのキャラ紹介にも書いてあるとおり男。当然、股間にはしっかり付くべきものが付いている。Ｈシーンもきっちり用意されているので、この点も好みがはっきりと分かれてしまいそうだ。

©あねせん

シナリオに関しては前半は主人公が桜樹姉妹に振り回される様子を描いたコメディ、後半はややシリアスという流れ。シナリオ重視というには後半部分の盛り上がりがイマイチだし、Ｈ重視というにはＨイベントの尺が短いという具合で、どちらにしてもちょっと中途半端という印象。シナリオ重視で行くのなら後半部分をもっとしっかりと描くべきだったと思うし、エロ重視で行くのならイベントにもっとボリュームを持たせるべきだったんじゃないかな？　二兎を追いかけてどちらも逃がしてしまった…という感じだね。ただ、前半部分のコメディはなかなかいい感じ。貴美のツンデレっぷりや縁の腹黒さがいい感じに物語を盛り上げてくれる。加えて蒼紅とか和馬などの男キャラのバカっぷりもなかなか楽しめたしね。コメディだと作品によっては制作者側が悪のりしてしまうのか、わかる人だけがわかる楽屋オチが多くなってしまうゲームが少なくないけど、このゲームはそういった一見さんお断り的な雰囲気がないので、比較的誰でも楽しみやすいんじゃないかな。

個人的には夏海や貴美のキャラクターが気に入ったのでオススメ度☆3つにしたけど、春歌、夏海、貴美の3人が好みじゃない人は☆2つと考えた方がいいかも。キャラやCGは悪くないと思うので、もっとゲームのコンセプトをハッキリさせればもっと面白いゲームになったと思うんだけどねぇ…。とりあえず、コメディが好きな人、「姉」というキーワードがヒットする人はプレイしてもよろしいかと。

   使い方

攻略

括弧内の選択肢はそれ以外のエンディングを見たあとに出現するもの。ハーレムエンドと縁エンドはこの選択肢を選ぶ必要があるため、初回プレイでは攻略不可能。それ以外のエンディングを先に攻略しておくこと。チャート通りにプレイしていった場合、セーブ4とセーブ7はセーブをする段階では選択肢が出てこないので、1つ前の選択肢を選んだらすぐにセーブをしておくと安全。また、攻略には直接関係ないけど、セーブスロットのNo.1はクイックセーブで上書きされてしまうので、セーブポイントを作るときはNo.2からにしておいた方がいい。

（by Suno）