ヤミノカナタ

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狂気の愛をテーマに描いたAVG

主人公の千川和彦は、人を愛する気持ちを理解できない青年で、女のコは欲望のはけ口程度にしか考えていない。一度Ｈしただけで彼女づらする女性や、愛で束縛しようとする彼女を毛嫌いするタイプだ。Ｈだけを純粋に楽しめる相手が欲しいと考え、和彦は悪友の脛川と組んで女のコを陵辱＆調教し、セックスフレンドに仕立てようと陰謀を張り巡らせるのだった。和彦に目を付けられたヒロインたちの運命とは？

©CALIGULA

このゲームは、心に深い闇を抱いた青年が悪友と協力し、ヒロインたちを陵辱していく展開のAVG。愛する女性に好意を抱いてもらえないため、自暴自棄になり勢いで襲っちゃうような展開ではない。むしろヒロインは主人公に好意的なのに、その恋心を踏みにじって陵辱しちゃう展開だ。女のコが涙ながらに「止めて、もっと普通に愛してほしいの…」って訴えた瞬間、「ククク、身体は反応してるぜ」みたくクールに笑いながらバッサリ切り捨てる感じ。普段は好青年を演じ、女のコを土壇場で裏切る…そんなノリが好きな人にオススメのソフトだ。

Ｈシーンは主人公と悪友が協力関係にあるため、単独で責めることもあるが輪姦調教が多めの構成。お気に入りのキャラを別の男に抱かせたくない、っていう人はちょっと苦手な展開かも。また、調教済みのヒロインを手駒にし、別のキャラと絡ませるような複数プレイも少なめなので、陵辱ゲームならではの酒池肉林を期待していると、ちょっと物足りなさを感じるかもしれない。個人的には、全ヒロインを一堂に会し、揉みくちゃにする定番シーンが欲しかったな〜。お約束や王道パターンのＨがないと、「あれれ？」って印象を抱きやすいので、ポイントはキッチリ押さえた方が無難なんじゃないかな。とくに、義母響子さんの扱いが個人的にはガッカリした。主人公の身近にいて、ストーリー的にも重要なポジションにいるキャラなのに、サブヒロイン扱いで彼女用の選択肢がない…。物語が進むとイベントが自動発生するのみ。響子もメインキャラ扱いにした方が、物語がキュッて締まると思う。

個人的に評価が難しいと思ったのが、物語の意外性という部分。愛を知らない主人公は、ヒロインを陵辱したあと愛に気付くパターンが多い。この物語の結末でも愛に目覚めるのだが、愛を教えるのはメインヒロインでもなく義母でもなく、まったく面識のない隠しヒロイン！　正直、愛を教えるキャラは義母と予想してたので、その展開にビックリした。個人的にはこいうオチもありだと思ったけど、突然現れた隠しキャラが美味しいところを総取りした感じなので、他のヒロインの立場がない印象も受けた。他のキャラも、バッド・陵辱エンドに加え、ハッピーもあれば納得しやすかったかもしれない。でも、陵辱ゲーにハッピーなんて必要ないとも言えるので、このストーリー構成で大正解なのかも。とまぁ、物語のオチや各ヒロインの扱いに対し評価は分かれると思うけど、肝心要のＨシーンは鬼畜たっぷりで絵柄も可愛く高評価。中出し・妊娠にこだわってないのが少し残念たが、何でもかんでも孕ませりゃいいってもんでもないしね。Ｈシーンはクオリティ高いので、鬼畜ゲームファンなら満足できると思うよ！

   使い方

攻略

クリアしたい女のコの名前を選び、適切な行動を繰り返せばエンディングに到達できるシステムだ。行動をミスるとバッドエンドだ。キャラによっては一時物語に登場しなくなるので、物語を進める順番にちょっぴり注意だ。ちなみに義母エンドはメインヒロインの結末を全部見たら自動発生するので、個別チャートはない。その後、コマンドに？？？が加わり、隠しキャラを攻略できるようになるぞ。

（by イ・ヤン提督）