おしえて Re:メイド

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4人の落ちこぼれメイドを再教育

新津秋人はやり手の再生請負人。そんな秋人の所に持ち込まれた依頼は、4人の落ちこぼれメイドの再生だった。依頼主の小椎尾メイド学園は一流のメイドを育成する名門校。この学園で落ちこぼれ、留年ししまった4人のメイドの卵たちを一人前にして欲しいというのだ。引き受けてはみたものの、4人は筋金入りの落ちこぼれ。果たして、秋人は1年間で4人をメイドとして育て上げることができるのか？

©ユニゾンシフト・アクセント

ゲームはマップ移動型AVG＋育成SLGという感じだ。4人のヒロインにどんなレッスンをするかを決め、テクニック、マナー、サービスという3つのパラメータを上げていくことになる。ゲームバランスはかなり緩くて、適当にプレイしていてもクリアできてしまうレベル。というわけで、ゲームのメインはマップ移動型AVGということになるわけだけど、こちらの方もマップ上にチップキャラが表示されるので、難易度は低めだね。普段あまりゲームをプレイしない人でも、十分にストーリーを楽しめるはずだ。

ストーリーに関しては、マッタリとした雰囲気。学園を卒業できるかどうかの瀬戸際という、かなりせっぱ詰まった状況でゲームは始まるわけだけど、かなりノンビリした感じで物語は進んでいく。一応、キャラごとに自分の欠点を乗り越えていくという山場はあるんだけど、それほど悲壮感は感じられない。やっぱりこのゲームはキャラに萌えてナンボというゲームだろうね。ヒロインとなるのは、とんでもなく運の悪いフィリネ、勝ち気で反抗的なライラ、元ボディガードで無表情な白羽、純粋なドジっ娘メイドの朱里の4人。どのキャラも嫌みなところがないので、自分的にはどのキャラのストーリーも結構楽しむことができた。

萌え系のゲームというとＨシーンが少なめというのがお約束だけど、このゲームは意外にＨシーンが多い。サービスのパラメータを上げるための奉仕のレッスンとしてＨをするという設定なので、ゲーム序盤からＨシーンを見ることができる。Ｈイベントは1キャラに付き7〜11あるので、ボリュームは十分。メインとなるヒロインではないけれど、紫やユニス、ミコ＆マコにもしっかりとＨシーンが用意されているので、どのキャラのファンにも満足がいくんじゃないかな。ちなみにCGは差分抜きで111枚あり、こちらの方も十分以上のボリューム。CGは特に崩れたものもないし、クオリティは上々。特にキャラが感じている表情はかなりいい感じですな。

ゲームをプレイしていて気になったのが、システムの重さ。システムの設定でエフェクトをオフにすればかなり改善されるものの、それでもまだ重い。といっても、CPU負荷やメモリー使用量はそれほど大きいわけではないので、マシンスペックの問題ではなさそう。設定でエフェクトをオフにしても、完全にエフェクトをカットできないことが問題のようだ。ゲームをプレイするテンポは人それぞれ。サクサクとテンポ良くプレイしたいという人もいるのだから、エフェクトは完全にオフにできるようにして欲しかった。また、ストーリー面でこのゲーでなければという突き抜けた部分がなかったのもちょっと気になった。悪くはないんだけど、強烈なインパクトもないという感じかな。この2点を差し引いて、オススメ度は標準的な☆3つとした。押さえるべき所はしっかりと押さえて、そつのない作りのゲームでもあるので、メイド属性のある人なら☆1つプラスして考えてもいいかも。

   使い方

攻略

SLG部分は難易度が低いし、AVG部分は目的のキャラを追いかけていけばいいだけなので、キャラ別エンドを見るのは難しくない。トゥルーエンドは全キャラとＨをした上で、キャラ別エンドのフラグを立てないでおく必要があるから、ちょっと難しいかも。あとはバッドエンドが8月で終了するパターンと10月で終了するパターンの2種類あるので、必ず両方を回収すること。

（by Suno）