ツグナヒ2〜もうひとりの奈々〜

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最愛の妹の無念は晴らすための復讐が始まる！

ヒシカタグループの総帥東條正臣と、その部下神楽竜造たちは、女のコたちを監禁・凌辱するという危険な遊びを繰り返していた。主人公の妹・奈々は、そんな彼らに目を付けられ、身も心もボロボロになるほど犯されてしまう…。妹の無念を晴らすため、東條たちに復讐を企てる主人公だが、事件を表沙汰にするワケにはいかない。彼らは金の力で事件を揉み潰すことが可能だし、何より妹が凌辱された事実を世間に知られたくはなかったのだ。そこで主人公がとった作戦は、東條たちの娘を犯すこと。愛する者を傷つけられる苦しみを、東條たちにも味合わせてやろう！

©ブルーゲイル

このゲームは、凌辱された妹の復讐を果たすため、宿敵東條の娘たちを犯していく展開のAVG。親は極悪人だが、お嬢さんたちには何の罪もない…。そんな娘さんたちを凌辱してしまっていいのだろうか？　彼女たちを凌辱しながらも、復讐心と罪悪感のせめぎ合いが続く主人公。そんな揺れ動く心理状態を巧みに描いている作品なので、ただ女のコをヤリまくる欲望一直線タイプのゲームとはひと味違う。エンディングも数は多くないけど、その結末はいずれも劇的で印象深いもの。ストーリー性、ドラマチック度を重視した構成なので、じっくり読める物語を欲している人にオススメしたい。真のエンディングなんかは、少しホロリと泣かせる要素もあるしね。

物語全体としては泣ける要素もあるけど、Ｈシーン自体はもちろん鬼畜路線。Ｈの最中は主人公が復讐の鬼と化しているので、薬を打ったり、中出しを強要したりとその所業は東條正臣と大差ない。「復讐」という錦の御旗を利用し、うら若き乙女を凌辱することを正当化してる感じだ。基本的に主人公は妹思いの良い人なので、手ぬるいＨになっちゃうのかな？って思っていたので、良い意味で裏切られたね。復讐に徹したルートを進むと、その狂気っぷりに思わず拍手を送りたくなったアルヨ。壊れた妹を調教部屋で抱き、周囲には調教済みの女のコたちの姿が転がっているハーレム状態…。ここまで闇に堕ちますか、ってところまで描いているのがグッド！　まぁ、不幸な結末が多いので、ちょっと気分がダークになっちゃう人もいるかもしれないけどね。

全体としては良くできたゲームなれど、ゲームシステムはちょっとマイナス評価だ。特定エンドを見ないと開かれないルートがあるのはOKだけど、最初からプレイし直す必要があるのはハマリやすいので個人的にはNG。ゲームを遊び慣れてる人は、プロローグ終了直後のセーブポイントを起点にプレイしがちなので、ハマってしまう危険が大きいと思う。最初からやり直す必要があるなら、エンディング後に「○×ルートが追加されました。最初から始めてください」みたいなヒントが欲しいところだ。また、実行した選択肢の影響が直後のイベントではなく、もう一個先のイベントに出るのも個人的にNG。もうちょっとプレイすればCG差分が登録されるルートに入っていても、その手前のイベントが同じだとその瞬間ロードしちゃう可能性が高いしね。自分はかなりハマってしまいました。というわけで、システム面の好みがマイナス評価だったので★3個にしちゃったけど、物語やイベント内容だけを評価するなら、★4個はあると思うよ！

   使い方

攻略

コマンド数は少ないけど、ハマりやすいシステムかも。CG差分が表示されるタイミングに苦戦させられたヨ。例えば、選択肢実行後に梢の陵辱イベントが発生しても、そこは変化しない。でも、その先の千尋イベントが変わってるみたいなシーンがあるので要注意だ。奈々エンドも、自殺エンドを見たあとに最初からプレイし直さないと見られないルートなのでクリア順に注意してほしい。

（by イ・ヤン提督）