露出の女神さまシリーズ

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露出を司る女神さまと一緒に露出プレイ

大学生の主人公は露出プレイ好きが祟って、彼女に振られたばかり。そんな主人公が出会ったのが露出を司る女神さま。露出女神はその名の通り、露出プレイが好きな女のコに勇気と行動力を与える代りに、露出エナジーをもらって生きている存在。ところが、最近露出プレイをする女のコが減ってしまい、エネルギー不足で行き倒れていたというのだ。女神さまのため、そして自分の趣味のために潜在的に露出趣味を持つ女のコたちの調教を始める主人公だったが!?

このゲームはポアシャラのダウンロード販売専用ソフトで、『石田観月編』、『胡桃沢久美子編』、『大塚彩香編』、『星野絵美編』、『露出女神さまとハーレム編』の5巻で構成される。物語は1話完結式ではなく、完全な続き物。主人公は全巻同じで、2巻以降は前作に登場した女のコが登場するようになっているので、全巻を発売順どおりにプレイしていかないと「このキャラは誰？」ということになってしまう。ゲームシステムは全巻コマンド選択型AVGで、すべての選択肢に正解するとハッピーエンド、不正解のものがあるとノーマルエンドとなる。女のコにはやさしく、そして欲望のままに行動していればハッピーエンドになるので、難易度はかなり低いといっていい。

©ポアシャラ

物語は1巻から4巻までは露出趣味のある女のコに露出女神さまが取り憑いて欲求不満にして、主人公が露出プレイの調教をしていくという展開。5巻は力を使いすぎた女神さまが人間になってしまい…という展開となる。調教といっても、嫌がる女のコを無理やりに…というものではなく、女のコ自身がノリノリの明るくコミカルな物語だ。特に3巻の『大塚彩香編』では彩香の方が積極的で、主人公が押され気味になってしまったりするので、鬼畜な雰囲気は全くなし。まあ、基本的にどの巻でも途中から女のコが主人公を好きになってしまうので、ストーリー的にはラブコメに近いかな。中でも1巻のヒロインである観月はほかの女のコに焼き餅を焼いたりして、物語を明るく盛り上げてくれる。個人的にはこの観月が1番好みかな。

Ｈシーンに関しては全編露出プレイのオンパレード。まさにタイトルに偽りなし。露出プレイというと、周囲に見つかるかどうかのスリルが楽しいと考える人も多いだろうけど、このゲームでは露出女神さまの力で主人公たちの露出プレイを目撃した人間は記憶を失うようになっているので、そういったスリルはない。この点は好みが分かれてしまいそうだね。もっとも、露出女神さまの存在を知っているのは主人公だけなので、女のコの反応を楽しむことはできる。露出プレイといっても、最後は本番に雪崩れ込むので、露出だけでは物足りないという人でもOKだ。Ｈの内容は女神さまの力もあって、かなり非現実的なものが多め。バカゲーのノリに近いので、バカバカしいノリが好きな人なら楽しめるんじゃないかな。Ｈシーンの中で気になったのが、登場する女のコが1人を除いて腋毛キャラだということ。女のコの腋毛を見てエロいと感じるか、見苦しいと感じるかは人それぞれ好みが分かれる所だと思うので、この点は要注意。

さて、このゲームの最大の問題点はコストパフォーマンス。CGは1巻あたり15枚。5巻すべてそろえると75枚となり、フルプライスのゲーム1本とほぼ同等となる。ストーリーが続き物になっている点を見ても、おそらくメーカーは全巻をそろえるとフルプライスのゲームと同じになるということを意識していると思う。ところが、価格を見ると各巻2800円となっているので、全巻そろえると14000円となり、フルプライスのゲームと比較して割高になってしまう。正直、これはちょっと厳しい。各巻のCG枚数を増やすか、価格を下げてほしいというのが素直な感想だ。各巻のCG枚数が30枚、せめて25枚あれば印象がかなり変わったと思うんだけどねぇ。基本的なクオリティは低くないのだから、次回作では是非そのあたりを考えてもらいたいね。

（by Suno）