すくみず2〜泳・げ・な・い〜

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水着姿の女のコとの恋愛を楽しもう

教師となるために、数年ぶりに故郷の街に帰ってきたスク水フェチの安曇元基。元基は赴任先の学園で、以前にコーチをしていた水泳チーム「バタアシ倶楽部」のメンバーと再会する。以前とは比べものにならないくらい、美しく成長した女のコたち。だが、彼女たちはそれぞれに悩みを抱え、泳げなくなっていた…。かつての教え子たちのために、再び水泳のコーチを始める元基だったが…?

©CIRCUS FETISH

スク水フェチ御用達ゲームの第2弾。立ちキャラに水着が乾いているときと濡れているときの2種類を用意したり、CGも水着の下に着ているサポーターまで描写してあったりと、水着に対するこだわりはかなりのもの。ゲーム中のスク水に関する用語を解説するための辞書がついてくるのもユニーク。辞書といっても真面目なものではなく、「海」の項目を見ると「スク水や競泳水着の生息地の一つ」とあったりする、あくまでフェチの視点から見たもの。また、タイトルは『すくみず2』となっているけど、前作とストーリー的なつながりはナシ。前作をプレイしていなくても、まったく問題なく楽しめる。一応、前作のヒロインが名前だけだけど登場することもあるので、前作を知っていると、ちょっとニヤリとさせられるところがあるくらいだ。

スク水へのこだわりに満ちた作品ではあるけど、スク水に興味がないプレイヤーは置いてきぼり、ということにならないのがこの作品のいいところ。主人公はスク水フェチではあるものの、社会人としての常識を持った人物として描かれ、必要以上に暴走することもないので、スク水に興味がなかったプレイヤーでも物語に入り込みやすくなっている。

物語は主人公が女のコたちの悩みを解決することで進んでいくわけだけど、内容的には極めてまっとうな学園恋愛AVG。キャラによってはファンタジー入ってるシナリオになることもあるけど、まあ、許容範囲。どのキャラのルートに進んでも、鬱な展開になることなく、明るいエンディングになるのも好印象。Ｈシーンも1キャラにつき数回用意されているので、恋愛ものとしてはまずまずかと。Ｈシーンでは必ず水着を着たままなのはお約束。ただ、水着を着たままのは大いに結構なんだけど、水着をはだけもしないキャラがいるのはどうなんでしょう…。

このゲームの最大の問題点はCGの枚数が少ないこと。ゲームで使用されているCGは差分抜きで64枚（ゲーム中で使用されないCGが8枚オマケモードで閲覧可能）。立ち絵のみの会話シーンのクオリティが高いので救われてはいるけど、この枚数はいかにも寂しい。CG自体はとてもキレイなので、もっと枚数があればゲームクリア後の満足感はかなり高いものになったと思うんだけどね。

（by Suno）