着せ替えフェティッシュ！

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いろんな制服の女のコとの学園生活

少子化の進む日本で、多くの学園は学生の確保に悩まされていた。とりわけ専門的な職種の人材を育成する各種専門学校は、早い時期に深刻な事態を迎えることとなった。その結果、多くの学園は施設の共有化を進め、大規模な複合型養成学園へと姿を変えていった。主人公が通う学園もそんな複合型学園の1つ。同じ学園の中に巫女さんはいるはシスターはいるは、メイドにナースになんでもアリ。そんな学園でダラダラとした毎日を送っていた主人公の生活も、変化を見せようとしていた…。

ゲーム中で攻略可能なのは幼なじみの蜜柑、クラスメイトの秋、エリナ、先輩のすずな、後輩の七深、先生の範子の6人。メーカーのホームページを見ると、それ以外のキャラも攻略可能に見えてしまうが、この6人以外のエンディングはない。個人的には音楽教師の撫子とか幼なじみのお姉ちゃんの紫暮なんかも気になっていたので、ちょっと残念。もっとも、あんまりヒロイン数が多くて、1人1人のシナリオが薄くなってしまっては本末転倒なので、ちょうどいい人数だったかもね。

©EXA feat.戯画

タイトルや学園の設定を見ると、コスプレ要素がメインのゲームかと思ってしまいそうだけど、実際にはコスプレ要素はあまり強くない。一応、メイドやナースといった制服でのＨは用意されているんだけど、Ｈをするときにたまたまその服装だったという感じで、コスチュームを活かしたイベントは少ない。コスプレを期待してこのゲームを購入すると、ちょっと期待はずれに終わってしまいそう。だけど、コスプレということを忘れて、ラブコメとしてみるとなかなかのデキ。主人公やその友人たちのダメ人間ぷりや、恋人となった女のコとのいちゃつきっぷりはかなり楽しめる。

Ｈシーンは陵辱要素なしの和姦のみ。1キャラにつきＨシーンは4〜5つくらい用意されているので、量的には満足感は十分。ただ、ちょっと尺は短め。ここでコスチュームを活かした濃いＨシーンがあれば良かったんだけどね。

ゲームシステムはオーソドックスなコマンド選択型AVGだが、選択肢が多く、フラグ立ては結構シビア。適当にプレイしていては、狙ったキャラのエンディングを見ることはできない。それをカバーするためなのか、選択肢が出てくるとオートセーブされるようになっていて、簡単に1つ前の選択肢に戻れるようになっているのはかなり便利。難易度が高いといっても、理不尽な選択肢があるわけではないので、じっくりとプレイするタイプのプレイヤーは楽しめるんじゃないかな。

少し気になったのが、主人公に大きな影響を与えたという兄の説明があまりなかったということ。ネタバレになってしまうので詳しくは書かないけど、主人公と兄との関係をもっと描いていれば、かなりの名作になったような気も。そうなればオススメ度は☆5ついけたかもしれないので、ちょっともったいなかったかも。とはいえ、学園モノのラブコメとしては十分以上に楽しめる内容なので、明るい学園モノが好きな人にはオススメ。

（by Suno）