義母の吐息〜背徳心に漂う母の色香〜

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3人の熟女に囲まれた夏

©TinkerBell

幼いころに母親を亡くした主人公にとって、義母の小夜は実の母同然の存在。美しい義母との生活の中で、しだいに小夜に惹かれていく主人公。そして、そんな主人公の前に現れる2人の女性。1人は友人の母親でPTA会長の工藤玉江。もう1人は喫茶店オーナーの未亡人、野口奈緒。3人の女性と主人公の関係はどう変わっていくのか?

3人の熟女をヒロインとしたこの作品。システムはごくオーソドックスなコマンド選択型AVGとなっていて、いつものTinkerBellのシステムだ。この作品に限ったことではないが、TinkerBellのシステムは軽くて安定しているので、安心してプレイできる。もちろん、メッセージスキップなど、ゲームを快適にプレイするのに必要な機能は搭載している。変わっている点といえば、眼鏡キャラの場合はＨシーンで眼鏡の有無を選択できるようになっていることがあるが、CGが変化するだけで、シナリオ等には影響しない。『人妻♪かすみさん』でもあったシステムだが、今回は眼鏡キャラがサブヒロインの玉江だけなので、あまりありがたみはないかも。

システム面でちょっと気になるのが、画面演出の少なさ。立ちキャラは服装の変化はあるけどポーズや表情の変化は一切ナシ。セリフでは怒っているのに立ちキャラはにこやかな表情のママというのはちょっと違和感が……。まあ、テキストウインドウ横のフェイスウインドウではちゃんと表情が変わっているんだけどね。このあたりを改善してもらえると、臨場感が飛躍的にアップすると思うんだけど。

シンプルなシステムではあるんだけど、意外と難易度は高め。どこでシナリオが分岐しているのかがわかりにくいので、ゲームの完全コンプリートは苦労するかもしれない。もっとも、目的のキャラを優先する選択肢をしていればキャラ別エンドだけは見ることができるので、完全クリアを目的としなければ、それなりに気軽に楽しめる。

肝心のシナリオだが、この作品はこんな雰囲気と一言で言えない。というのも、3人のヒロインの中でどのキャラのルートに入るかで、物語の流れがまったく変わってしまうから。小夜は純愛路線、玉江は鬼畜陵辱路線、そしてお姉さんが教えてあげるという雰囲気の奈緒という具合。1つのゲームの中で、ルートによってここまで雰囲気が変わる作品も珍しいのでは?　ただ、やはりシナリオ的には小夜ルートが一番力が入っているという印象。そして、すべてのルートで共通しているのは、アダルトな雰囲気。TinkerBellの人妻モノというとやはり『人妻♪かすみさん』を思い浮かべる人が多いだろうけど、『人妻♪かすみさん』が比較的明るい雰囲気だったのに対して、こちらはインモラルな雰囲気満点。特に小夜ルートでは義理とはいえ母と関係を持つ背徳感を感じることができるシナリオだ。CGもリアル路線のもので、シナリオの雰囲気に合っている。

Ｈシーンは回数、長さともにボリュームあり。経験豊富な熟女がヒロインだけあって、濃厚なＨシーンを楽しむことができる。ただ、CGのちょっと癖があるので、これが好きになれるかどうか出評価が分かれそう。もちろん、デッサンの狂いなどはなく、クオリティは高いので、絵柄が気に入ればかなり楽しめるハズ。

熟女とインモラルなＨを楽しみたいという人には文句なしでオススメ。ヒロインによってシナリオの雰囲気が大きく変わるので、純愛好きにも鬼畜好きにも楽しめる作品。

   使い方

攻略

本作の分岐ポイントは前半と後半の2つ。前半ではヒロインの決定が、後半では各ヒロインのエンディングパターンの分岐となっている。また、エンディングにはバッドエンドも含まれており、これらは特定の選択肢を選ぶことで即バッドエンドを回収することができる。

特定の条件を必要とするハーレムエンドは小夜愛欲、玉江主従、奈緒ハッピーエンドを見ていることが条件なので3人のヒロイン攻略後にプレイしよう。

（by Suno[レビュー]＆水樹瞬[攻略]）